21g (2004公開)

【監督】
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
【出演】
ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロ
【物語】
ニューメキシコ。クリスティーナ(ワッツ)は、ドラッグ依存症であったが、今は夫と2人の娘と幸せに暮らしていた。
数学教師のポール(ショーン)は余命1ヶ月。唯一の希望は心臓移植のドナーが現れること。別居していた妻は、死ぬ前に子供がほしいと願った。
前科者のジャック(ベニチオ)。信仰により救いを求める日々。妻と2人の子を養うため真面目に働いていた。
クリスティーナの元に凶報が届く。夫と子どもたちがトラックにひき逃げされた。そのひき逃げ犯はジャックだった。そして夫の心臓はポールへと移植された。
3人の運命を、一つの心臓が結びつけていく…
【かえる先生のコメント】
第76回アカデミー賞,主演女優賞・助演男優賞受賞作品。
“21グラム”とは、死の瞬間の体重変化の平均値。つまり、人は死ぬと21グラム軽くなる、それが魂の重さだと言われているのです。
3人の人生。それぞれの“喪失感”と“なくしたい過去”。それが次第に交錯していくタイプの物語です。
こういう群像劇が交錯する話って、結構多いですね。意外なところでつながったり、あまりつながりを感じなかったりと、いろんな映画がありました。昔“カエルが空から落ちてくる”話もありました。あれは難しかったけれど、この作品は、そういう意味でしっかりつながってます。
★★★☆☆
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