フィフティ・フィフティ

50/50 (2011公開)

【監督】
 ジョナサン・レヴィン
【出演】
 ジョセフ・ゴードン=レヴィット、 セス・ローゲン、ブライス・ダラス・ハワード、アナ・ケンドリック、アンジェリカ・ヒューストン

【物語】
 アダム(ジョセフ)、27歳。

 ジョギング中車1台通らない赤信号でも、止まって待つ生真面目な性格。酒もたばこもやらず、事故率の高い車の免許も取らない。同僚のカイル(セス)に、仕事場まで乗せてもらうので、朝迎えに来てもらう。

 そのカイルは、アダムの家に転がり込んでいる恋人レイチェル(ブライス)のダメだしまでするようなやつ。だが、学生からの付き合いの大親友だ。

 アダムは、最近気になる腰痛の検査に行った。すると、主治医から突然、脊髄のガンを宣告された。ネットで調べた生存率は50%。

 レイチェルとは別れても仕方ないと病気のことを告げたが、看病してくれると励ましてくれた。でも、不安は消えず、セラピストの所へ通うと、まだ24歳の新米(アナ)で、がっかり。

 カイルに打ち明けると、「大丈夫だ。パトリック・スウェイジだって元気だろ」って言うが、その俳優は死んでるだろう!

 こうして、アダムは、抗ガン剤治療を受ける闘病生活を始めた…
 
  
【かえる先生のコメント】
 闘病ものだけれど、コメディチックな予告編に惹かれ、観に行ってきました。

 で、久々のハンカチのお世話になる映画。
 私の琴線に触れたのは、2人の友情です。自分にもカイルのような脳天気な親友F君がいました。高校からの付き合い。同じ業種で違う職場に進んだFと、業務多忙で会っていないうちに、届いたのは死亡通知。
 白血病でした。
 この映画のように、最期に一緒にいられたらよかったなと思いました。

 主人公役のジョセフは、降板したジェームズ・マカヴォイの代役として撮影間際に決まったそうです。生真面目で繊細、力のない微笑みなどが印象に残るいい演技でした。

★★★★☆


コメント