ボーイズ ボーイズ ケニーと仲間たち

KENNY & COMPANY (1978公開)

【監督】
 ドン・コスカレリー
【出演】
 ダン・マッキャン、マイク・ボールドウィン、ジェフ・ロス、チリー・カルバス、ウィリー・マスターソン、ラルフ・リッチモンド  

【物語】
 ぼくの名はケニー(ダン)。今10歳だよ。
 このごろ、人生の悩みってヤツにぶつかってるんだ。

 親友はダグ(マイク)。手作りの四輪車づくりに夢中なぼくたち。ぼくのへまでマシンをこわしても、ダグは怒るどころか、ぼくをなぐさめてくれるいいヤツさ。

 このごろあの子を見ると胸がキュンとするんだ。マーシー(チリー)って言うんだ。告白したいけど、勇気が出ないよ。

 でも一番の悩みはジョニー(ウイリー)のこと。鑑別所がえりの悪ガキで、ぼくたちからお金を巻き上げるんだ。パパは「勇気あるのみ」って言うから、向かっていったら散々さ。

 そして、命についても考えさせられたよ。
  

【かえる先生のコメント】
 アメリカンな生活にあこがれの気持ちを抱いた映画です。

 フレンドリーな両親。ステディな関係がまぶしい学校生活。自由な雰囲気の授業風景。最高の親友。
 厳しい校則、詰め込み教育。いじめと暴力にあふれた教室。話をし合わない両親。と、まるで正反対の国にあこがれを持ったのは当然の感情でしょう。

 この映画が日本に多大な影響を与えたのはスケートボード。ローラースケートはもう流行してましたが、スケボーは,この映画からです。すっごく欲しかったのですが、「ローラースケートがあるじゃない!」と、手に入れられませんでした。

 映画で自分の身を振り返るっていう気持ちになったのは初めてでした。映画世界は非現実、または大人の世界であったのが、自分の年齢と近い、自分の生活とだぶらせて見られるという意味で、自分の映画の見方が広がった思い出の映画です。

★★★☆☆


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