ファイナルファンタジー

FINAL FANTASY : The Spirits Within (2001公開)

【監督】
 坂口博信
【出演】
 ミン・ナ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ウッズ、アレック・ボールドウィン

【物語】
 2065年、隕石によって飛来した生命体ファントムによって、地球は壊滅的な打撃を受けていた。

 この生命体には武器は効かず、触れただけで命を奪われる。それでも軍部はファントムを力でねじ伏せようとやっきになっていた。

 生体精神波研究センターのアキは、シド博士とともに、ファントムを無力化する波動を発見していた。この波動をもつ8つの生命体を探せば、人類の未来は開けるかもしれない。

 その一方、アキは不思議な夢に悩まされていた。そこでは人は自分一人、ファントム同士が争っている世界。
 ファントムをただ滅ぼすことが、人類を救うことになるのか…

 アキの選択は? そして、ファントムの真の正体とは?

【かえる先生のコメント】
 完全なCG映画です。
 ゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズの生みの親と言われる坂口氏の製作で、ゲームファンの期待を集め、“興行的な大失敗”として歴史に残る映画だと、巷で評価されています。

 かえる先生もゲーム「ファイナルファンタジー」大好きでした。好きな順で言うと、X、Ⅶ、Ⅳ、Ⅸですね。ストーリーが好きなんです。
 ゲームをよく知らない人のために解説しておくと、「ファイナルファンタジー」ゲームは、それぞれが別の話で連続性はありません。ゲームシステムとクリスタル・召喚獣などの世界観が共通しているのみです。

 これの映画化と聞き、どの話でやるのかとわくわくしたら完全オリジナルでした。お約束要素も見られません。
 そのため、何がファイナルファンタジーなの??ってなります。

 自分の思惑は、ファイナルファンタジーを知らない人に映画から入ってもらって、仲間を増やすことでしたが、この映画ではきつかったですね。

 その後、Ⅶのスピンオフ的なCGアニメのDVDが作られました。こちらは一定の評価を受けています。やはりCGじゃなく物語が大事なんだと製作者サイドに分かっていただいたことが、この映画の功績です。

★☆☆☆☆

コメント