幸せのレシピ

NO RESERVATIONS (2007公開)

【監督】
 スコット・ヒックス
【出演】
 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アーロン・エッカート、アビゲイル・ブレスリン、パトリシア・クラークソン、ボブ・バラバン

【物語】
 仕事の腕は一流でも、人付き合いに問題がある女性シェフのケイト(キャサリン)。
 従業員に独善的な態度で、客とのケンカまで起こす彼女に、オーナーはセラピーに通うように申しつけた。

 そのケイトの姉が、突然交通事故で亡くなった。身よりは自分だけとなった姪のゾーイ(アビゲイル)との生活を始めるため、しばらく休暇をとることにした。

 しかし、店に顔を出すと、副料理長としてニック(アーロン)を雇っていることが分かった。自分の領域を荒らされたと憤るケイト。家では、ゾーイが心を開こうとせず、悩みは募るばかりだ。

 家に一人で置いておくわけにも行かないので、ゾーイを連れて仕事に行くと、ニックがゾーイの相手をしてくれた。その日から、徐々にゾーイの心は開かれていくのだった。

 そして、ゾーイの希望で、ケイトはニックを家に招待した…  

【かえる先生のコメント】
 基本的に女性のサクセスストーリーの分野に入る作品だと思います。幸せ感を求めるカップルのデート映画には最適です。

 キャサリン・ゼタ・ジョーンズの演技も、子役の演技も良かったです。子役のアビゲイルは「リトル・ミス・サンシャイン」で、アカデミー助演女優賞候補になりました。まだ15歳です。

 自分が一番共感するのはニックの存在ですね。仕事は超一流でも、人との和を大切にし、地位には興味を持たず、自分らしく生きていくっていうのが理想的です。

 役者のアーロン・エッカートのスマイルも、初めは裏がありそうって思いましたが、だんだんいい人スマイルに見えてきました。でも、この人「バットマン ダークナイト」のトゥーフェイスですね。今年公開の「世界侵略ロサンゼルス決戦」では主役のようで、楽しみです。

★★★☆☆


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