椿三十郎

椿三十郎 (2007公開)

【監督】
 森田芳光
【出演】
 織田裕二、豊川悦司、松山ケンイチ、鈴木杏、村川絵梨、佐々木蔵之介、中村玉緒、藤田まこと 

【物語】
 ある夜、神社で9人の若侍が秘密の相談をしていた。
 井坂(松山)は、家老の黒藤の汚職を糾弾する意見書を、伯父の家老睦田(藤田)に提出したが、受け取ってもらえなかったと嘆いた。
 しかし、大目付の菊井は自分の話を聞いてくれ、賛同する者をここに集めるようにと言われたと語った。

 その時、奥から浪人が現れた。椿三十郎(織田)と名乗る男はこう言った。
「そりゃ、お前さん方の見当違いよ。家老は本物で、大目付こそが黒幕なんじゃないのかい?すると、今日ここに集められたお前さんたちは、相当やばいぜ」

 その言葉通り、神社はすでに囲まれていた。あせる若侍たちを尻目に、椿三十郎は社殿の外に出て、口八丁で、その場をしのいだ。

 社殿に戻った三十郎は、みなにこう言った。
「ようし、俺が10人目になってやろう。お前さんたちに手を貸すぜ」

【かえる先生のコメント】
 黒澤明監督の名作をリメイク。しかも、ほぼ同じ脚本で。
と、製作総指揮の角川春樹氏が大胆な挑戦をしました。意気込みはよかったものの大コケしました(^_^;)

 オリジナルは見たことがありません。椿三十郎が本当に軽い人物で、織田裕二に合ってます。逆に渋い三船敏郎がこの役をどう演じたのかが興味がわきます。

 他の登場人物も、何かおちゃらけた芝居が多くて、この映画は、正月の芸能人かくし芸大会でやるドラマなの?って感じてしまいます。でも、オリジナルの脚本とほぼ同じって言うんだから、しょうがないのかな。

 大目付側の用心棒役が豊川悦司です。私の好きな役者です。織田と豊川のかけ合いや決闘などはとても面白かったです。

★★☆☆☆


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