ALLIGATOR (1980公開)

【監督】
ルイス・ティーグ
【出演】
ロバート・フォスター、ロビン・ライカー、ヘンリー・シルバ、ディーン・ジャガー
【物語】
マリサが可愛がっているペットは、10cmほどの爬虫類。ところが、ある日父親が、そのペットを水洗トイレに流してしまった…
それから12年。町では下水溝にバラバラ死体が発見された。この怪事件の捜査に乗り出したのはデビッド警部(ロバート)。助手のケリーを連れて、早速下水溝に行くと、巨大な生き物に襲われ、ケリーはずたずたに喰いちぎられてしまった。
記者会見で、巨大生物の危険を訴えるデビッドだったが、信じる者はいない。好奇心で下水溝に取材に行った新聞記者もまた襲われた。しかし、そのカメラには、巨大生物の姿が写っていた。
町はようやく軍隊にも協力を要請し、下水溝の一掃作戦を始めた。その指揮をとるデビッドは、爬虫類学者のマリサ(ロビン)に協力をあおいだ。
果たして、巨大爬虫類をしとめることができるのか…
【かえる先生のコメント】
数ある人喰い動物パニックものの中では、まあまあ出来がよいと評価されている作品です。
それは信憑性によるところが大きいかもしれません。というのは、アメリカには“大都市の地下水道には捨てられたワニが巨大化して棲みついている”という都市伝説があるようなのです。
実際、小さい頃は可愛くて飼いやすいワニをペットにしている家庭が多かったようで、年間1万匹も売られていた時代もあったそうです。そして、大きくなって持て余し、捨てられたワニが下水溝で見つかった事件も実際に何度もあったということです。
物語では、途中にデビッド警部の邪魔をするグループが出てきます。この嫌な奴らが、お約束のようにワニにやられるのは痛快な場面です。
思うに、動物パニックものの人喰いシーンは、その凄惨さをカムフラージュするかのように、嫌な人間は食べられるんですね。
★★★☆☆
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