TOTAL RECALL (1990公開)

【監督】
ポール・バーホーベン
【出演】
アーノルド・シュワルツェネッガー、シャロン・ストーン、ロニー・コックス、マイケル・アイアンサイド、レイチェル・ティコティン、マーシャル・ベル
【物語】
平凡な人生を送っていたクエイド(アーノルド)は、毎晩見る火星の夢に悩んでいた。火星への旅行も考えるが、妻ローリー(シャロン)の反対に遭い、代わりに“記憶を売るリコール社”で、火星の疑似記憶を得ることにした。
クエイドの選んだ記憶とは、「秘密諜報員として火星を冒険する」こと。記憶の植え付けの準備中に、クエイドに異変が起きる。突然わめきだし、強引に処置椅子から立ち上がったクエイドは大暴れした。クエイド社の者に麻酔で眠らされ、ここに来た記憶を消去してクエイドは帰された。
しかし帰宅中に、謎の集団に命を狙われる。普通の男であったはずのクエイドは、見事な立ち回りで敵を倒した。家に帰り、血をぬぐうと、暗がりの部屋から銃撃を受ける。取り押さえたらローリーだった!ローリーは言う
「わたしは、あなたの記憶に植え付けられた妻だが、本当はあなたの監視役なのよ」
そこにやってきた追っ手から逃げたクエイドは、謎の男からカバンを受け取る。そのパソコンのモニターに出たのは自分だった。
「お前、いや俺の本当の名前はハウザー。火星に来て本当に倒すべき相手を討て」
クエイドは、カバンに入れられた金や身分証を使い、火星に真実の記憶を求めに行く…
【かえる先生のコメント】
「ブレードランナー」の原作者フィリップ・K・ディック原作の映画化。全盛期のシュワちゃんの起用でヒットしました。
本当の記憶は何なのか、二転三転する展開に、結構引き寄せられました。実は全部夢でした的なオチだという説もあるのですが、どうでしょう?
まあ、シュワちゃんがいつものアクションで大活躍する気楽なSFアクション映画として仕上がってます。
火星のコロニーで銃を撃つと、窓ガラスが割れ、住民が吸い出される描写がありますが、居住するならもっとしっかりした作りにしろとか、ラストシーンの吸い出しに負けないシュワちゃんの握力とか、つっこみどころも満載で、そういう楽しみもあります。
でもって、この映画来年あたりリメイクが公開されるそうです。主役はコリン・ファレルで。私の希望としては、アクション抑えめで、きっと深いと思われる原作を生かした重厚な展開です。
★★★☆☆
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