鬼滅の刃:無限城編第一章 猗窩座再来

鬼滅の刃:無限城編第一章 猗窩座再来 (2025公開)

【監督】
 外崎春雄
【出演】
 花江夏樹、下野紘、櫻井孝宏、早見沙織、石田彰、宮野真守、細谷佳正、悠木碧、三木眞一郎、千葉繁、Lynn

【物語】
 鬼舞辻無惨が御館様を急襲。炭次郎(花江)や柱たちは急ぎ御館様の所へ向かうが、突如異空間へと転送された。そこは、無限城。

 無数の鬼が待ち構える異空間で、柱たちは散り散りになり、各々無惨の居場所を探る。

 胡蝶しのぶ(早見)は血の匂いを感じ、たどり着いた部屋で、若き女性を食している鬼を見つけた。素早く救出するが、それ以上の速さで命は奪われた。その能力は、上弦のものであった。

 かつて両親を鬼に殺され、鬼殺隊となってからは姉も鬼に殺されたしのぶ。姉から聞いていた仇の姿形をしている、その鬼は上弦の弐、童磨(宮野)であった。

 聞くに堪えない戯れ言に、怒りを秘めながらしのぶは童磨に一撃をくらわした。それには毒が仕込んであった‥

 一方、いつもの弱気を見せない我妻善逸(下野)は、記憶に染みこんだ気配を追い、遂に目的の鬼を見つけた。それは、上弦の陸、獪岳(細谷)であった。善逸は吠える「どうして鬼になった!そのせいで‥」

 獪岳は、雷の呼吸の修行をする善逸の兄弟子だったのだ‥

 そして炭次郎は、冨岡さん(櫻井)と共に、襲いかかってくる鬼たちを相手にしていた。と、炭次郎は覚えのある匂いに緊張感を高めた。遂に、あの猗窩座(石田)が姿を現す。

【かえる先生のコメント】

 すでに漫画は完結している「鬼滅の刃」の劇場版。無限城編はどうやら三章まであるようで、今作では、3つの闘いが描かれています。

 まず、脚本と構成が素晴らしい。多くの漫画のアニメ化は、原作よりも冗長だったり、カットがあったりと、モヤモヤすることもありますが、「鬼滅の刃」は、その加減がワンダフルです☆アニメ見てから漫画読み返すとあっさりしすぎで物足りない思いをする程ですね。

 3つの闘いが描かれていますが、他作品では戦闘中に別の登場人物のエピソードに移ったり戻ったりとすることがあります。(特にワンピース)今作は、きっちり一つの闘いを終わらせてから次へと描写が移るので、めっちゃ作品世界に入り込めて興奮します☆

 そして作画の素晴らしさは言うまでもない。エピソードの長さが映画枠に収まる訳ないのに、なぜテレビアニメシリーズにしないのか。恐らくですが、儲けたいのだと(^_^;

 いやいや、テレビアニメよりも映画にした方が入場料金で収益が多いので、その分作画に金をかけられるからだと好解釈をしております(*^_^*)

 実際、初日は夏休み直前の金曜だったのに、午前中から激混み。大人客で埋まるとは!

 さて今作の山場は、題名通り炭次郎VS猗窩座。近くの客たちが泣くレベルのクライマックスでした☆

 パンフレットに、無限城編は10年かかる!?と。完結までだと、俺は生きているのかなあ‥

★★★★☆

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