CONTAGION (2011公開)

【監督】
スティーブン・ソダーバーグ
【出演】
マット・デイモン、マリオン・コティヤール、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロウ、ケイト・ウィンスレット
【物語】
香港の出張から帰ったベス(グウィネス)は、シカゴに立ち寄った後、自宅のミネソタに帰った。
旅行後,咳き込み発熱するベス。痙攣を起こして倒れる妻を見て、あわてて夫のミッチ(マット)は救急車を呼んだ。しかし、意識不明のまま、帰らぬ人となった。
「何ともなかったのに…」愕然とするミッチに、さらなる凶報が。昨日から調子を崩していた息子のクラークまで、亡くなった。
時を同じくして、香港のカジノで働くウェイターが、ロンドンではモデルが、東京でもビジネスマンが倒れた。
自称ネットジャーナリストのアラン(ジュード)は、東京のビジネスマンが倒れる様子の動画を自分のブログに載せ、「政府は伝染病を隠している」と警告した。
深刻化する事態に、WHO(世界保健機関)のレオノーラ(マリオン)が動き出した。初期の発症者であるベスの行動を手がかりに、感染源を特定しようとする。
CDC(疫病予防管理センター)のチーヴァー博士(ローレンス)とエリン(ケイト)は、病気の正体を探り、ワクチン開発を目指した。
しかし、コンテイジョン(感染)は拡大していく…
【かえる先生のコメント】
リアルな感染パニック映画です。
実際に新種の伝染性ウィルスが発生したら、世界はこう動くというのを、表現しています。そこにヒーローは存在しませんが、危険に立ち向かう真摯な姿に、こちらもつい姿勢を正して見るような映画でした。
豪華キャストです。監督をはじめ、オスカー受賞者がずらり。群像劇のような作りになっていて、からむシーンが少ないから可能だったのですね。また、高額なギャラは撮影日数が少ないことでクリアしたとパンフレットに書いてありました。
この映画の病気は、起こりうるらしいというのも怖い話でした。実際に起きたら、感染も怖いけど、モラル崩壊していく人間も怖いです。
★★★☆☆
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