ブレックファスト・クラブ

The Breakfast Club (1986年)

【監督】
 ジョン・ヒューズ
【出演】
 エミリオ・エステベス、ジャド・ネルソン、アンソニー・マイケル・ホール、モリー・リングウォルド、アリー・シーディ、ポール・グリーソン

【物語】
 3月24日土曜日、親に車で高校まで送ってもらった”お姫様”のクレア(モリー)は憂鬱だった。当然の報いとは言え、罰として休日登校を命じられたからだ。

 ガリ勉のジョンソン(アンソニー)も、スポーツ馬鹿のアンドリュー(エミリオ)も、不思議ちゃんのアリソン(アリー)も、そしてチンピラのジョン(ジャド)、5人が図書室に集められた。

 現れたヴァーノン先生(ポール)は、こう言った。
「なぜ自分がここに来たか考える時間が8時間ある。私語、離席、居眠り禁止。そして“自分とは何か”という作文を1000語以上の長さで書くんだ」

 先生がいなくなると、ジョンは無駄口ばかり叩き皆をイラつかせる。さらに、隣室にいる先生に見られないようにと、ジョンは図書室の扉が閉まるようネジを外した。
 すぐに先生にばれ、犯人は誰だと問い詰められるが、皆ジョンの仕業とは言わず黙っていた。

 その後、作文を書く手は動かす者は誰1人いない。飽き飽きとした5人は、少しずつ会話を深めていくのであった…

【かえる先生のコメント】

 「Don’t you(シンプルマインズ)」の曲にのり、右腕を突き上げるラストシーンが印象的なハイスクール青春映画。このシーンが大好きなアメリカ人が多いのかな?何かの映画で使われていました。

 お話はたった8時間ほどの出来事。5人の高校生が少しずつ自分の話を始め、互いに共感したり、意見をしたりと、仲を深めていく展開です。懲罰登校の理由も、そこで明らかになっていく感じです。

 5人は存在は知っていた人もいるが、ほとんど話したこともない間柄でした。こうやって閉鎖環境で過ごすことで親密になるというのは、学校教育の手法の一つですね。まあ今回はそれを意図した訳ではないですけど。

 高校の頃って、こうなりたい理想となれない現実の中で焦りや苛立ちや諦めが生まれる時期だと思うんです。自分は部活動に熱中した反面、学習面は疎かになり、またその部活でも県レベルではあっても全国レベルではないことを悟って焦ってましたね。

 それでも、目標を持って大学進学できたのは、あの頃、くだらない行動を一緒にした友や、理想像として見てくれる後輩たちがいたからかなと思います。

 とうことで、自分も「Don’t you」と、右腕をつきあげる青春を過ごせました。

※お家鑑賞(評価なし)※


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