ベスト・キッド:レジェンズ

Karate Kid LEGENDS (2025公開)

【監督】
 ジョナサン・エントウィッスル
【出演】
 ベン・ウォン、ジャッキー・チェン、ラルフ・マッチオ、セイディ・スタンリー、ジョシュア・ジャクソン、ミンナ・ウェン、ワイアット・オレフ、アラミス・ナイト   

【物語】
 80年代、沖縄の道場にて、ダニエル(ラルフ)はミヤギ先生から師匠の話を聞いた。師匠は魚釣りと酒が好きで、ある日酔って船で寝ていたら中国へと漂流した。そこで知り合ったカンフーのハンと、友の契りを交わしたと…

 現在、そのハン道場でカンフーに励んでいるのは高校生のリー(ベン)。伯父で師匠であるハン(ジャッキー)の指導を仰いでいるが、兄が武道が元で亡くなったことから、母(ミンナ)はカンフーを止めさせたがっていた。

 そして母は思い切った手に出た。北京を離れ、ニューヨークで医師としての仕事をするというのだ。こうしてリー母子はニューヨークへと旅立った。

 引っ越し初日。近くのピザ屋に夕食を買いに出掛けたリー。店主にはからかわれたが、娘ミア(セイディ)には親切にされた。

 翌日、そのミアが荷物運びをしているところを見掛け手伝うと、リーは中国語を教え、ミアはニューヨークを案内する約束をし、翌日2人であちこちに出掛けた。

 通りかかった空手道場にリーが目を留めると、ミアは「この道場はちょっとヤバいから近寄らない方がいいわ」と忠告した。

 帰りの電車で、その道場のエース、コナー(アラミス)がミアにしつこく寄ってきた。どうやら元彼のようだ。コナーは去り際に、リーに肘を喰らわせていくのだった。

 学校が始まった。そこにはミアも、コナーもいた。放課後因縁をつけてきたコナーに耐えきれず、リーは遂に応戦するが…

【かえる先生のコメント】
 マイカーで「ワックス塗る、ワックス拭く」をやった人は見に行く映画です(^▽^)

 80年代の青春映画「ベスト・キッド」のラルフ・マッチオに、リメイク版のジャッキー・チェン師匠をそろい踏みさせ「レジェンズ」を名乗る作品に仕上げました。両作を同じ世界線に置いたってわけです。

 展開は、またまたこれ。もう様式美なので仕方ないか(^_^; 引っ越し先の女の子と雰囲気良くなるが、それを良く思わない野郎に難癖つけられて決闘のパターンです。
 ベストキッド初心者さんには、本作ではなく初作を見ることを強くお薦めします☆

 オールドファンには、ツッコミを入れつつ楽しめる作品です。2人の師匠が教える展開っていうのは予想できると思いますが、その辺りのシーンが特に楽しめます。

 それにしてもラルフ・マッチオ、年をとっても髪はあるしお腹も出てない。こいつは理想的な老化だなあ。もしやミヤギ空手道のおかげか\(^_^)/

 主演は、自身も武道経験のある中国ボーイえなりかずき×風間俊介くんwwwジャッキー最後の弟子みたいな感じになれて良かったですね。
 敵役のインド系アメリカ人のアラミス君は未経験者のようですから、本当なら主役の圧勝ですが、よく頑張りました。

 物語の終わりには、オールドファン向けのオチもありました(^○^)

★★★☆☆

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