至福のとき

HAPPY TIMES (2002公開)

【監督】
 チャン・イーモウ
【出演】
 チャオ・ベンシャン、ドン・ジエ、フー・ピアオ、リー・リュエチエン

【物語】
 失業中の中年男チャオ(チャオ)は、18回目のお見合いをするが、結婚支度金を求められ、友人フー(フー)に相談する。フーは、裏山に放置された廃バスを改装し、ラブホテルにすればよいと提案した。

 お見合い相手には、自分は旅館をやっていると大ボラを吹いたチャオは、“だったらこの娘をその一部屋に住まわせてやってくれ”と、押しつけられてしまった。
 その娘ウー(ジエ)は目が不自由だった。

 チャオが戻ると、バスは役所によって撤去させられていた。行き場をなくした2人。

 チャオはフーに使っていない工場の一角を提供してもらい、ウーが得意だというあんまの店を作ってやった。しかし、当然客が来るはずもない。

 そこで、チャオは、知り合いになけなしのお金を渡し、客を装ってもらうのだった。
 

【かえる先生のコメント】
 心温まり、泣ける人情ドラマです。貧乏でいい加減だけど、人の良い主人公。そして、それをサポートしてくれる仲間たち。
 幻想だけど、希望の灯を少女に与える優しさに涙します。

 少女役のドン・ジエ。この映画のオーディション5万人から選ばれたということです。可憐で守りたくなる存在。そういう雰囲気がよく出ています。

★★★★☆


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