COACH CARTER (2005年)

【監督】
トーマス・カーター
【出演】
サミュエル・L・ジャクソン、リック・ゴンザレス、ロブ・ブラウン、チャニング・テイタム
【物語】
スポーツ用品店を経営するカーター(サミュエル)は、打診されたリッチモンド高校を訪れた。そこのバスケット部のコーチに迎えたいというのだ。しかし、試合に惨敗し仲間同士で罵倒し合う生徒たちの姿を目にする。
現コーチは、「ここリッチモンドは生活も厳しく子供らも荒れている。学校にも来やしない。町を回って選手を練習に引きずってくるのに、もう疲れたよ」とこぼす。
妻は「5ヶ月で1000ドル、そんな安い報酬で?2店目を出店するのに?」と言いつつ、夫の決意を認める。息子は別の高校に在学中だが、父の指導を受けたいから転校すると言い出す。
正式にオファーを受けたカーターは、生徒と対面をする。カーターは「私についてくれば勝者になれる」と契約書を渡す。その契約とは、学業成績のノルマに授業の出席。反発したクルーズ(リック)ら数人は、初日で退部した。
残った部員は、早速体力作りからしごかれるのであった。
部員のケニヨン(ロブ)は恋人との間に赤ちゃんができたことに悩み、ライル(チャニング)は辞めてチンピラとつるみ始めたクルーズにからかわれてイラつく。部員の保護者たちはカーターに契約書の文句を言うが、カーターは一歩も引かない。
そしてシーズン開幕。スタミナを身に付けたリッチモンド・オイラーズは逆転勝利を飾る。転校してきた息子のダミアンも貢献し、仲間として認められる。
試合を見に行ったクルーズは、悪態をつきながらも自分の行動に後悔し始める。
このままリッチモンド高バスケ部は、常勝軍団へと変わることができるであろうか…
【かえる先生のコメント】
カーターは実在します。これは実話に基づいたバスケット映画です。
バスケだけで将来のことを考えない高校生に、きちんとした生き方を教える監督が主人公の、感動系ストーリーです。なかなかお薦めです☆
荒れた地域の荒れた高校生を導くところは「スクールウォーズ」っぽい感じですが、カーター監督は、学力と礼儀を身に付けさせます。将来無職で犯罪に手を染める人生になってしまうことを予見し、そうならないように、生徒にも保護者にも先生にも反発されても、揺るがない意志で生徒に向き合うのが素敵です。
学業を優先し練習をさせないシーンで、保護者がバスケをやらせろと抗議するのですが、真に子供のことを考えているのはどっちなんだと思います。こういうのがあって現役の先生たちは大変ですね。
さて、バスケットボールです。私はミニバスケットボールの監督をしていたので、スラムダンク、マイケル・ジョーダン、ドリームチームの頃は、相当バスケ一色でした。
自分が選手経験がないので、大人になってから練習し、あちこちに指導法を教わりに行き、沢山の書籍を当たって戦術を理解し、審判講習も受け、土日はあちこちに練習試合に遠征と、エネルギーを捧げていましたね。練習は1年で330日位してた年もありました。
本作のカーター監督のような視点はなく、勝たせたいという気持ちだけでした(反省)。
さて、バスケ映画。アメフトや野球に比べると少ない感じです。実在選手のドキュメントとかできそうなのになあ。「先生、バスケ映画が見たいです…」
※お家鑑賞(評価なし)※


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