楓 (2025年)

【監督】
 行定勲
【出演】
 福士蒼汰、福原遥、宮沢氷魚、石井杏奈、宮近海斗

【物語】
 ニュージーランド。須永(福士)と亜子(福原)は、天体観測の旅に来ていた。高校の先輩後輩から始まり、仲を深めた2人は、念願の星空が見られるとワクワクしていた。しかし、交通事故に遭ってしまう。

 それから数ヶ月。日本で同棲生活をしていた2人は、出勤途中に言葉遊びをしながら、それぞれの職場に向かった。が、須永は、なぜかコインロッカーに置いた荷物を取り出して公衆トイレで着替えをし、フォトグラファーの仕事でスーパーマーケットに向かうのであった。

 昼になると、後輩の日和(石井)が「お弁当?彼女ですか?」と聞いてきてまとわりつく。須永への好意を隠そうともしない日和だが、須永はどこかに心が飛んでいるようであった。

 一方、亜子は、事故の後遺症に悩まされていた。目がしょぼしょぼして、パソコン作業もままならない。上司は、「営業に変わった方がいいんじゃない」と言うが、何とか今の仕事を続けたいと返事をした。

 亜子は、行きつけのレストランの店長(宮近)の所で、少し弱音を吐いたり、「バターが溶けて流れてこんでく」という自己暗示で自分を落ち着かせたりするのだった。

 夕方になり、須永は、また着替えをしてから家に帰った。亜子も自分の悩みを隠し、明るく振る舞う。事故から、互いに隠し事をして過ごす2人だったが…

【かえる先生のコメント】
 珍しく邦画の劇場鑑賞をしてきました。訳は、私はスピッツが大好きで、中でもアルバム「フェイクファー」が最押し☆ また福士蒼汰くんのファンなので、これは見るしかないと!

 で、予告もあらすじも知らない状態で見ました。これが正解!後から予告や公式サイトを見ると、一番肝心なところがネタバレしていて驚きました。私は、「もしかして?」と謎解きをしながら楽しめました。謎は簡単でしたけどね(^_^;

 福士君は、やはりこういう素朴で純真な役のときが好きです。また福原さんは初めて見ましたが、素朴で清楚な感じが好印象です。2人の楽しげな同棲生活の様子がとても良かったです。デート映画にぴったりですね。

 また星空鑑賞が肝なので、ニュージーランドロケがあって、素敵な光景でした。私も今年から星空観察の旅に出る予定でしたが、家族の事情と熊の出没により、断念しました。で、本作を見て、やはり星空観察は行きたい!2026年は頑張ってみようかな。

 スピッツには、思い出がいっぱいです。「フェイクファー」のときのツアーにH君に誘われて初スピッツをし、ドはまりしたことや、Jさんに「花鳥風月」のアルバムを借りて「猫になりたい」に心臓をつかまれたことや、諸々。

 劇中カバーで2回ほど「楓」が流れるのですが、私としてはカバーミュージシャンは無しで、スピッツの他の曲でやってほしかったなあと思いました♪

 本ブログはネタバレしないようにしているので、薄いレビューになりましたが、クリスマスシーズンにぴったりの恋愛映画でした☆

★★★☆☆

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