キャリー

CARRIE (1977公開)

【監督】
 ブライアン・デ・パルマ
【出演】
 シシー・スペイセク、パイパー・ローリー、ベティ・バックリー、ウィリアム・カット、ジョン・トラボルタ、ナンシー・アレン、エイミー・アーヴィング
     
【物語】
 ベイツ高校の体育の授業後、シャワーを浴びていたキャリー(シシー)は、突然初潮を迎えパニックに陥る。その知識が無かったキャリーは、クラスメイトに助けを求めるも、皆は馬鹿にして生理用品を投げつける。

 騒ぎを知って駆けつけたコリンズ先生(ベティ)がなだめるが、キャリーは治まらない。と、電球が爆ぜた。

 コリンズ先生は校長に、17歳まで初潮を知らなかったり、苛められやすいのは狂信的な母親の影響だと訴えるが、「信仰の自由だから」と言われてしまう。「今日は早退しなさい、キャシー」と校長が何度も名前を間違えると、「キャリーです!」と叫んで、キャリーは校長室を後にした。と、灰皿が飛び落ちた。

 家に戻ったキャリーは、学校からの電話で事態を知った母マーガレット(パイパー)に、「悪魔の仕業、淫らな思いの罪に罰を!」と叱責され、物置に閉じ込められる。

 翌日、コリンズ先生は、キャリーを苛めた生徒たちに「停学3日、プロムパーティー参加禁止!にしたいが、学校の判断は1週間の放課後補習」と告げる。

 体育教師コリンズの補習は厳しく、根を上げたスー(エイミー)は暴言を吐き、補習から離脱する。そして夜になってデートしたビリー(トラボルタ)に「キャリーが嫌いなの」とこぼすのであった。

 その頃、キャリーは図書室で“念動力”について調べていた。自分の気持ちが高ぶったときに起きる怪現象に気付き始めていたのだ。

 翌日も図書室行くと、トミー(ウィリアム)に「プロムに僕と行かないか?」と声を掛けられ、逃げ出した。

 キャリーに相談されたコリンズ先生は、「いいことよ!」と喜んだその裏で、トミーとその恋人クリス(ナンシー)を呼び出し、どういうことかと問い詰める。クリスは「苛められているキャリーが皆に認められるきっかけになる」と主張。先生は「逆に、キャリーのためにならない」と忠告する。

 翌日、キャリーの自宅まで行ったトミーは、強引にキャリーからプロム参加の承諾を得るが…

【かえる先生のコメント】
 みんな内容を知り尽くしているホラーの名作。

 ストーリー展開で何も謎を残すことがない明解なお話。いじめ、宗教、超能力の要素を入れつつ、プロムを山場に持ってきて、最後に客を驚かせて終わるという、いろいろな点で先駆けになっていますね。今見ても、十分に面白いです☆

 改めて見ると、キャリーをプロムに誘った青年も「僕の詩を褒めてくれたから」と理由付けがあったんだなあと思ったり、キャリーもただ暗くて自己主張しないわけでもなく、ちゃんと意見を言えてたんだなあと分かったりしました。

 キャリー役のシシーさんの演技が抜群。当時27歳位で高校生を演じていたんですね。視線、表情、姿勢などで、キャリーの感情を見事に表現しています。

 共演のいじめっ娘の人は、後にロボコップの相棒になっていますね。その恋人役にはトラボルタと、見所が多いです。

 いじめを扱っておりますが、教師の指導が素晴らしい。いじめっ娘にビンタを食らわして停学宣言!そしてキツい運動の強制と。また、プロムに誘われたことを知ると、怪しんで裏で動いていて立派です。

 いじめ復讐譚の先駆けかと思いきや、藤子不二雄「魔太郎が来る!!」は1972年連載開始でした。さすが巨匠!

※お家鑑賞(評価なし)※


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