PADDINGTON IN PERU (2025公開)

【監督】
ドゥーガル・ウィルソン
【出演】
ベン・ウィショー、イメルダ・スタウントン、ヒュー・ボネヴィル、エミリー・モーティマー、マデリン・ハウス、サミュエル・ジョスリン、ジュリー・ウォルターズ、オリヴィア・コールマン、アントニオ・バンデラス
【物語】
ブラウン一家の子供たちも成長し、長女は大学入学目指して忙しく、長男は引き籠もり発明家として、父母をやきもきさせている。ブラウン夫人(エミリー)は、家族そろってのんびり過ごす時間が減ってきたことを寂しく思っていた。
そんな折、パディントン(ベン)宛ての手紙が届いた。ペルーの老熊ホームの院長(オリヴィア)からだ。何でも、ここのところルーシーおばさん(イメルダ)の様子がおかしく、パディントンに会いたがって寂しそうにしているとのことだった。
これを知ったブラウン夫人は、「パディントン、ペルーのルーシーおばさんに会いに行きましょう。家族全員で!」と提案する。
ブラウンさん(ヒュー)は、保険会社の新社長に「リスクは友達」という社訓を聞かされていたので、この提案に乗ることにした。
かくして、ペルーにやってきたブラウン一家。老熊ホームは山高い場所にあった。出迎えてくれた院長は、「落ち着いて聞いてくださいね。ルーシーおばさんが行方不明なの‥」
びっくりする一同。すぐにでも探しに行こうとするパディントンをなだめ、ホームに残された手掛かりを探すブラウン一家。すると、古い地図を見つけた。それには“ルミ・ロック”に印がつけられていた。
ブラウン一家は、ボート船長(アントニオ)に、貸し切りをお願いし、ルミ・ロックを目指す!
【かえる先生のコメント】
パディントンの3作目。初作、2作目と素晴らしい出来で、とってもハートフルで可愛いお話でした。特にパート2はお薦めです☆
今作は、ロンドンではなく、ペルーが舞台。実際にペルーやコロンビアでロケもしたということで、果てしない密林が秘境感を表していました。
鍵となる新たな登場人物は、バンデラス。1人何役もこなし、怪しげな匂いをプンプンとさせています( ̄∇ ̄)またオリヴィア院長も癖が強く、この2人の重鎮役者が物語をかき乱しておりました。
パディントンは相変わらず礼儀正しく、天然で、可愛い。これまでは都会ロンドンで、常識知らずのクマが巻き起こす騒動っていうのが面白いところでしたね。今作は元々森育ちのクマですから、ペルーに帰省したら何も起きないように思うのですが、そこはしっかり天然騒動を起こします。
ただ、これまでブラウン夫人との絆シーンが作品の基調をなしていたのに、そのブラウン夫人がまさかの交代でした。ダンブルドア校長が替わった以上のショックでした(>_<)私としては「パディントン消えたブラウン夫人の秘密」という副題をつけたいくらいでした‥
ともあれ、小学校低中学年向けには、可愛く面白く、ファミリー映画としてお薦めできます☆
★★☆☆☆
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