シス 不死身の男

SISU (2023公開)

【監督】
 ヤリマリ・ヘランダー
【出演】
 ヨルマ・トンミラ、アクセル・ヘニー、ジャック・ドゥーラン、オンニ・トンミラ、ミモサ・ヴィッラモ

【物語】
 フィンランド北部の荒れ地に一人の老人がいた。彼の名はアアタミ(ヨルマ)。土を取り、探していたのは砂金。遂に見付けたアアタミは雄叫びを上げて、近くの地面をツルハシで掘り続けた。

 体がすっぽり埋まるほど掘り続けた末に、金鉱を発見。その全てを革袋に入れ、馬と愛犬とともに村へ引き上げるのであった。

 帰路、反対側からやって来たのはドイツ兵の一団。フィンランドとの同盟が崩れ、今や敵国となったナチスドイツ軍は、あちこちを焼き払い、地雷を埋め、女を攫っているのだ。

 なるべき目を合わさないようにすれ違っていったアアタミ。戦車やトラック、ドイツ兵は20~30名もいた。後ろから撃ち殺そうとするヴォルフ(ジャック)を止めた指揮官のブルーノ(アクセル)は、「どうせ、この先で死ぬ」と言い放った。

 一安心したアアタミだったが、別のドイツ兵一団とまたも出くわした。今度は呼び止められてしまった。そして、一人のドイツ兵が金を見付けてしまった。

 どうする?アアタミ…

【かえる先生のコメント】
 “実は強かった老人(おっさん)”映画というカテゴリーができそうなほど、最近よくあるパターンです。でも、今作はフィンランド映画。予告に誘われ観てきました(^o^)

 武器がツルハシのような予告でしたが、手当たり次第そこらに有る物を使うスタイルでしたね。まあ、スイッチが入った主人公は爽快です。人体破壊シーンは多めで、「ランボー」を彷彿とさせる個人戦でした。

 題名の「シスSISU」というのは、翻訳不能のフィンランド語ということでした。不屈の精神みたいな感じです。大和魂のフィンランド版と捉えるのがいいような気がしました。

 シスSITHといえばスター・ウォーズ。これは造語なので、意味がない言葉だったと記憶しています。綴りも違うので、主人公は暗黒卿ではありません(^_^;

 冒頭の画像はパンフレットの表紙です。一目惚れで買いましたが、中身の方はぼちぼち。昭和の銭湯に貼ってあったようなデザインが見事ですね。

★★★☆☆


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