ANGST (2020年)

【監督】
ゲラルト・カーグル
【出演】
アーヴィン・リーダー
【物語】
「撃ちますよ」
そう言って老婦人を射殺したK(アーヴィン)が刑期を終え、出所した。
俺の衝動は止まらない。今度はうまくやるんだ。手頃なターゲットを探そう。取りあえずは腹ごしらえ。近くのダイナーに入ったら、若い女が2人いた。いいぞ、こいつらにしよう。
が、女主人と客の男性が、俺を不審者を見るような目つきで見る。だめだ、出よう。
タクシーを捕まえた。運転手は女だ、いいぞ。靴紐をほどいて、絞め殺そう。!ブレーキ!!気付かれた。逃げよう。
森を抜けて、今どこか分からないが、人気の無い家を見付けた。なかなかデカい屋敷だ。人はいなさそうだ。よし、ここに潜伏しよう。窓ガラスを割って侵入だ。
!人の気配!!男がいる。だが車いすだ。よしよし、興奮してきた…
【かえる先生のコメント】
狂った男の映画として有名なオーストリアの映画。制作は1983年と古いですが、どこからかヤバさが広まり、遂に日本でも劇場公開となったようです。
あらすじを一人称で書きましたが、そんな感じで殺人鬼の心象に視聴者を引きずり込むような独特の演出が不気味です。
キラー描写的には、そこまで怖いものではありません。ただ、主人公の狂いっぷりに戦慄します。
まず、ダイナーでソーセージを食べるシーンから嫌悪感を抱きます。また、行動が短絡的で雑。行き当たりばったりな犯行。ただ人を殺めたい衝動で動いているのが気持ち悪い。
この役者はすごい演技力ですよ(^_^;
こういう映画を見ると、殺人犯が刑期を終えて出所することを全面禁止にしてほしいと思うのは止められませんね。また、「精神的にアレなので無罪」とかもどうにかしてほしいと思ってしまいます。
※お家鑑賞(評価なし)※ <気になるなら、予告だけ見ればいいかも>
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