ANORA (2025公開)

【監督】
ショーン・ベイカー
【出演】
マイキー・マディソン、マーク・エイデルシュテイン、カレン・カラグリアン、ユーリー・ボリソフ、ヴァチェ・トヴマシアン
【物語】
ニューヨークのストリップダンサー、アニー(マイキー)は、今日も店にやって来たおじ様方に愛想良く振る舞い、チップを稼いでいた。客と交渉が成立すれば個室へ。そこでは過激な接待も辞さなかった。
ある日オーナーから声が掛かる。羽振りの良いロシア人の若者が、「ロシア語を話せる女の子を」とリクエストしたというのだ。片言のロシア語を操り、その青年イヴァン(マーク)を満足させたアニー。
「オプションで店外デートはできるの?」すっかりアニーを気に入ったイヴァンは、「僕の専属になって?」と懇願。交渉の末1週間1万5千ドルで契約成立。
それから、アニーを連れて仲間内のパーティーに行ったり、自宅に招いたりした。その自宅は警備員付きの大豪邸。「何のお仕事をしてらっしゃるの?」とアニーが尋ねると、「僕の父がちょっとね」と大財閥の御曹司であることを明かした。
1週間が終わろうとした頃、そろそろロシアに戻らないといけないと嘆いていたイヴァン。アメリカでの自堕落で愉快な生活を手放したくない気分なのだ。「そうだ!君と結婚すればアメリカ国籍がもらえる。そうしたらまだアメリカにいられるじゃん!」
こうして、2人はラスベガスに行き、結婚式を挙げた。
その2人の仲睦まじい様子がゴシップ誌に掲載。これを見たイヴァンの母親が、イヴァンのお目付役トロス(カレン)に確認の電話を入れた。トロスは部下の2人に、事実を確かめてこいと命じるのであった…
【かえる先生のコメント】
カンヌのパルム・ドール、そしてアカデミー作品賞を授賞した作品です。性的描写が多く18禁映画となっています。
あらすじだけ聞いていたときは、「プリティ・ウーマン」の令和版と思い込んでましたが、まるで違いました。私の印象としては、金持ちのボンボンに振り回される喜劇です。
振り回される強面の男たちが良かった。ロシアだし、言うこと聞かねば拷問か殺害のイメージ。登場時は確かにそんなだったのに、めっちゃ笑わせてくれました。お守り役、舎弟、用心棒らしきトリオが本作の見所だったのでした(^▽^)
主演の娘はインティマシー・コーディネーターも断った体当たり演技で、見事に主演女優賞を獲得した25歳。芸のためなら…と昭和女優のような根性ですね。
★★★★☆
コメント