ARGYLLE (2024公開)

【監督】
マシュー・ヴォーン
【出演】
ブライス・ダラス・ハワード、サム・ロックウェル、ヘンリー・カヴィル、デュア・リパ、キャサリン・オハラ、ジョン・シナ、アリアナ・デボーズ、ブライアン・クランストン、サミュエル・L・ジャクソン
【物語】
「一流スパイのアーガイル(ヘンリー)がクラブに堂々と潜入。目的のルグランジェ(デュア)を口説きダンスに誘う。確保したかと思ったが、罠だった。待ち構えていた悪党たちに取り囲まれ、ルグランジェを逃がしてしまった。
クラブでの乱闘、カーチェイスの末、相棒ワイアット(ジョン)のヘルプで、アーガイルはやっとルグランジェを拘束した。しかし、ルグランジェの明かした組織のボスは…」
というスパイ小説「アーガイル」の即売会に、作者のエリー(ブライス)が朗読を披露する。多くのファンに絶賛され、続編を催促された。
続編は書き上げたものの、相談相手でもある母親(キャサリン)の評価は手厳しい。到底、読者を満足させられるものではないと…。直接母親とアイデアをひねるため、エリーは実家に戻ることにした。
その列車の中、図々しく相席を求めてきたのは、ひげもじゃのダサい男。バッグから取り出し読み始めたのは「アーガイル」。目の前の女性が作者だと気付き、その男エイダン(サム)は大喜び。戸惑うエリーにやたらと話し掛ける。
自分の職業はスパイだと言い出し、「もしここで乱闘が起き、君の目の前に拳銃が落ちたとしたら?」
その時、他の乗客がエリーを襲った。危なげなくそれを阻止したエイダンと乱闘が始まった。
一体何が?彼は本当にスパイなのか?なぜ私が狙われているのか?何も分からないエリーの運命は…
【かえる先生のコメント】
素晴らしい作品!ぜひネタバレされないうちに鑑賞をお勧めします。特に「キングスマン」のようなスパイアクションが好きな方は、間違いなく楽しめます☆
本作は、スパイ小説「アーガイル」の女性作家が、本物のスパイたちに巻き込まれるって感じの映画です。コメディ要素も多いし、スパイアクションも見事な出来でした。
これから見る人のために、多くは語れません。ストーリーとはあまり関係ないところでレビューします。
まず、サム・ロックウェルが良かった。列車で出会い(ひげもじゃの男)、その後行動を共にする重要人物です。助演俳優として実力者ですが、まさかエンタメ映画の主役級の演技ができるとはね。ブルース・ウィルスに見えましたよ♪
歌姫デュア・リパとスーパーマン役者ヘンリーのオープニングも良かった。小説のシーンの再現と分かっているものの、カーチェイスにスケボーのような動きを取り入れ、面白かったです。
クライマックスのアクションは、見たことのない格闘シーン!よくもまあこんなの考えました。拍手喝采です。
マシュー・ヴォーン監督。いいですね!
★★★★☆
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