ARTIFICIAL INTELLIGENCE (2001公開)

【監督】
スティーブン・スピルバーグ
【出演】
ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジュード・ロウ、サム・ロバーズ、フランシス・オーコナー、ウィリアム・ハート
【物語】
近未来。人の生活はコンピュータで管理され、人間と区別のつかないロボットが雑用や労働をする時代となった。
スウィントン夫妻の子は重い病気で、治療法の確立まで冷凍保存されていた。代わりに“愛する”ことを試験的にプログラミングされたデイビッド(ハーレイ)というロボットが養子となった。
母を愛するように行動するデイヴィッドだったが、受け入れられず、その上、本当の子の病気が治り、デイビッドはお払い箱となった。
デイビッドは遊び相手のテディベアロボットとともに、旅に出る。
自分が何者であるかを知るために…
【かえる先生のコメント】
「シックスセンス」の天才子役ハーレイ。巨匠スピルバーグ。最先端のCG特撮。と、前評判がすごい映画でした。一言で言うと、未来版「ピノキオ」って感じの映画です。
裏話の方が有名です。この作品は、もともとスタンリー・キューブリック監督の構想でした。それも、1970年代から。でも、奇才キューブリックですから、妥協しません。「スター・ウォーズ」の成功に嫉妬し、「トゥルーライズ」のキャメロン監督にCGについて学び、「ジュラシックパーク」の公開でさらなる特殊効果技術の発達を待ち…。 そして、亡くなりました。
この遺志を継いでスピルバーグがこの世にこの作品を登場させたのです。
そう思うと、ストーリーの哀しさ、世界観の不条理さなどが、キューブリックの色が感じられます。
これ、ちょうど混んでいて、TOHOシネマのプレミア席の前の方しか空いてなくて、まあいいかと入ったら失敗。海中に沈むシーンのあたりの映像がすごく揺れるので、観ていて気持ち悪くなりました。
これ以来、派手目な映画では、後ろの方の席にしています。
★★★☆☆
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