BARBIE (2023公開)

【監督】
グレタ・ガーウィグ
【出演】
マーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、ケイト・マッキノン、シム・リウ、ウィル・フェレル、マイケル・セラ、デュア・リパ
【物語】
バービー(マーゴット)は、起床すると、朝食、シャワーと毎朝のルーティンをこなし、華麗に外出。
「はい、バービー!」「はい、バービー!」挨拶を交わす相手も、みなバービー。ここは、バービーたちが暮らすバービーランドなのだ。
海岸に行くと、すぐに寄ってきたのはケン(ライアン)。他のケン(シム)と争うようにバービーのご機嫌をとる。「今夜君の家に行ってもいいかい?」
「今夜も女子会!毎晩パーティーよ!」と返事をするバービー。
ある日、バービーはふと「死について考えたことがある?」とみんなに聞いた。一同沈黙。何とかその場をごまかした。が、翌朝、異変が起きる。牛乳は腐った味、2階から転落、しまいには踵が地面に着いてしまった。これは大変だ!
困ったバービーは、へんてこバービー(ケイト)を訪ねた。彼女が言うには、「現実世界であなたと遊んでいる子に何かが起きたから」だそうだ。
バービーは、元の自分に戻るため、現実世界へと旅立つのだった…
【かえる先生のコメント】
バービー人形が現実化するお話。「魔法にかけられて」のような感じのコメディかミュージカルかと思っていたら、多様性や自己認識といったテーマが溢れんばかりに表現された、奥深いお話でした。
バービー人形に何の知識も無いので、自分は多分いろいろ分かっていません。男で私の世代的には変身サイボーグとかミクロマンならついていけそうでしたが…(^_^;
バービーに触れていた人なら、衣装とか、家とか、廃盤となった人形とかで、すごく楽しめたのだと思います。
キャストのマーゴット・ロビーは抜群でしたね。バービーマニアにも納得の配役だったでしょうか?私はライアン・ゴズリング(42歳)のケンが正直イタくて見てられませんでした。あの方も人形のケンに似てるんですかね?でも歌とか頑張って、ケン役を楽しんで演じていましたね。
話の方は、人間界にやって来て、ちょっとしたトラブルはあったものの割とすぐに順応。もっと世界の違いに苦労するところでコメディ色全開かと思ってました。そして、マテル社の重役たちが登場し、私は謎に包まれました。バービーランドの人以上におかしな集団。ここでリアルさが消え失せ、この作品をどう見ていいのか迷子になった感じです(ーー;)
女らしさ、男らしさ。う~ん、何とも深いテーマ性を表現しているんだ。これは解説サイトを読んで、作品の意味をきちんと掴まないと駄目だなあと思ってます。
★★☆☆☆
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