バットマン:リターンズ

BATMAN RETURNS (1992公開)

【監督】
 ティム・バートン
【出演】
 マイケル・キートン、ダニー・デヴィート、ミシェル・ファイファー、ビリー・ディー・ウィリアムズ、マイケル・ガフ、パット・ヒングル、クリストファー・ウォーケン

【物語】
 1人の赤ん坊が産まれた。その容姿の醜さを嘆いた両親は、乳母車ごと川へ彼を投げ捨てた。川下の廃墟となっていた元動物園のペンギンが彼を迎えた…

 それから33年後。クリスマス前のゴッサムシティでは、サーカスギャング団による犯罪が頻発していた。そのボスは、背丈が低く、鼻がクチバシのように伸びた醜い男で、ペンギン(ダニー)と呼ばれた。

 一方、街の実力者マックス(クリストファー)は、街の電力を自分のものにしようと画策していたが、秘書にばれてしまった。そして、口封じのためにその秘書をビルから突き落とした。
 奇跡的に助かった彼女は、性格ががらりと変わり、夜な夜な奔放に街を徘徊するキャットウーマン(ミシェル)として生まれ変わった。

 ペンギンは、自分が障害者であり両親に会いたいだけだと世の中の同情をかい、その裏でマックスと結託して悪事を画策する。そして、バットマン(マイケル)を悪役に仕立て上げてしまう…

【かえる先生のコメント】
 ヴィラン(悪役)のキャラが立ちすぎて、主役がかすむようなバットマンシリーズ。

 最高に笑える「殺したい女」というコメディ映画で活躍したダニー・デヴィート。ペンギンという設定からユーモアを感じさせますし、アヒルちゃんの船に乗ったり、変な傘持ってたりとコミカル。なのに、薄気味悪さを放つという名演技です。

 そしてミシェル・ファイファー。1990年“世界で最も美しい女” Mr.Childrenのアルバム「ディスカバリー」の中の曲に、「ミシェル・ファイファーのくちびるが好き~」と歌われています。

 バットモービルや武器の活躍といい、見所は多いのですが、少し詰め込みすぎにも思いました。でも次作以降、この詰め込み路線に拍車がかかります。

★★★☆☆


コメント