ビューティフル･マインド

A BEAUTIFUL MIND　（２００２公開）

【監督】
　ロン・ハワード
【出演】
　ラッセル・クロウ、ジェニファー・コネリー、エド・ハリス、ポール・ベタニー、ジョシュ・ルーカス、アダム・ゴールドバーグ

【物語】
　“数学の天才”と噂されたナッシュ（ラッセル）は、プリンストン大学院の数学科に入学した。世の中の全てが、彼には数学に置き換えられる。ガラスの反射も碁に勝つことさえも。

　次第にクラスメイトからも変人扱いされるナッシュだったが、彼の目標はマサチューセッツ工科大学の研究所に勤めることであった。ライバルのハンセン（ジョシュ）も論文に着手しているが、自分はまだテーマも見つからない。

　ある日、プールバーにいたナッシュ。そこに３人の女性がやって来た。そのうち１人がブロンドの美女であった。ナッシュの頭には、従来の競争理論を覆す考えが閃いた。

　「男たちはブロンドを奪い合うと、誰もが彼女を手に入れられない。しかし、男たちが、自分の収益とグループ全体の収益を同時に追求し、ブロンドをあきらめてほかの２人を口説いたら、誰もがいずれかの女性を手に入れることができる！」

【かえる先生のコメント】
　ノーベル経済学賞を受賞した実在の人物を描き、アカデミー作品賞を受賞した映画です。

　物語の核となる数学の理論は、さっぱり分かりません。何となくすごいんだ程度しかね。そういう自分でも楽しんで観られました。

　天才と何とかは紙一重と言われるように、ナッシュ氏は統合失調症に苦しんだそうです。その苦悩の半生を描いています。

　そして、それを支えたのが妻のアリシアさん。この役をジェニファー・コネリーが演じています。黒髪系アイドル女優でしたね。勝手にショーン・コネリーの娘と思ってましたが、全く血縁ではないと、後に知りました。

　監督ロン・ハワードと、主演ラッセル・クロウは、その後「シンデレラマン」でもタッグを組みます。どちらかというと、トム・ハンクスとのタッグのイメージが強い監督ですけどね。

★★★☆☆