BOLERO (2024公開)

【監督】
アンヌ・フォンテーヌ
【出演】
ラファエル・ペルソナ、ドリア・ティリエ、ジャンヌ・バリバール、ヴァンサン・ペレーズ、エマニュエル・デュボス
【物語】
モーリス・ラヴェル(ラファエル)はスランプに陥っていた。
若手芸術家の登竜門であるローマ賞に挑戦するも、大賞は獲得できず。評論家には、「ドビュッシーの物真似か?」と酷評される。
そんなラヴェルを励ます者たちもたくさんいる。シパ(ヴァンサン)はラヴェルの才能に惚れ込み、援助をしている。またその姉のミシヤ(ドリア)もまた、ラヴェルに入れ込んでいる。
シパは「姉の結婚生活は破綻している」と、ラヴェルに告げ、2人をくっつけようともしていた。
目下の課題は、バレエの曲作り。バレリーナのイダ(ジャンヌ)からの依頼だったが、1音すら書けない始末。
アイデアはある。一つの旋律の繰り返し。「それって退屈じゃない?」とも言われたが、ラヴェルの頭の中には、その旋律だけが鳴り響くのだ。これをどう一つの曲に仕上げたら良いのか。
ラヴェルの苦悩は続く。
【かえる先生のコメント】
ラヴェルの「ボレロ」。好きなんですよねぇ。たまにあの17分の曲をどっぷりと聴きたくなります。
そんなボレロの誕生秘話らしき映画。予告がいい感じ。ということで、鑑賞してきました。
これが、実に分かりにくいフランス映画。中盤になってようやく気付きました、時系列で話が進んでいないことに(>_<)
バレエの曲を依頼されてから、作中のいろんな出来事が起きたのではなく、ラヴェルの過去のフラッシュバックだったんですよ~それも、行ったり来たりのエピソードの進み方で、ややこしい。
家に帰ってWikiで確認すると、ボレロができたのが1928年。ローマ賞は1905年。戦地に行ったシーンは1917年。かなりの幅がある出来事なのに、ボレロ創作中に起きたと勘違いさせられる脚本です。
もっと感動ある誕生秘話を期待していたので、スカされた思いです(×_×)
とはいえ、ボレロは大好き。オープニングでは、世界のいろいろなアレンジボレロが聞けますし、エンドロールでは、今も世界で15分に1回のペースで演奏されている説明がありました。凄い名曲ですね!
そういう私も高校生の頃に演奏経験もあるしね♪
★★☆☆☆
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