カウボーイ＆エイリアン

COWBOYS & ALIENS　（２０１１公開）

【監督】
　ジョン・ファブロー
【出演】
　ダニエル・クレイグ、ハリソン・フォード、オリヴィア・ワイルド、サム・ロックウェル、アダム・ビーチ　　ポール・ダノ

【物語】
　１９世紀後半、アメリカ西部の荒野で１人の男が目を覚ました。
　脇腹に傷を負い、左腕には奇妙な金属の腕輪がはめられていた。そして、自分が何者で、どうしてここにいるかも分からなかった。

　ちょうど通りかかった無法者を返り討ちにし、服と馬を奪った男は、近くの町にたどり着いた。
　そこは、牛の売買で成り上がったダラーハイド（ハリソン）が牛耳っている町。今日もそのバカ息子がひともんちゃくを起こしたが、町の人々は指をくわえてみているだけ。

　しかし、自分にも難癖をつけてきたバカ息子を、流浪の男は殴り倒した。町の保安官はその様子を見て、男がお尋ね者のジェイク・ロネガン（ダニエル）だと気付いた。

　ジェイクは結果的に救ったことになった酒場の店主に、ウイスキーをおごられた。そこに、エラ（オリヴィア）と名乗る美女が話しかけてきた。エラは腕輪に興味があるようだった。しかし、保安官たちがやってきて、ジェイクは逮捕されることとなった。

　騒動を起こしたバカ息子パーシーとジェイクが護送される晩、ダラーハイドたちが町に戻ってきた。息子を取り戻し、息子を痛い目に遭わせたジェイクを始末するべく。

　その時、後方より無数の赤い光が近づいてきた…

【かえる先生のコメント】
　西部劇に宇宙人という組み合わせ。そう来たか～と、題名を聞いただけでわくわくし、公開を待った作品です。
　こういう発想は、先にやった人が勝ちですね。このパターンで亜流の映画たくさん作れそうです。

　主役のダニエルは、顔からしてハードボイルドが似合ってます。カウボーイ的な感じよりも、ジェームズ・ボンドのようなアクションでした。記憶をなくした設定がサスペンスチックでよかったと思います。

　そして、ハリソン様。はじめはバカ親父役かと思いながらも、深みを少しずつ出しつつ、主役をくわないようにしている。相変わらず魅力のある人です。ハリソンには、オスカーをとってもらいたいので、いいヒューマンドラマをキャスティングしてあげてほしい！

　私のツボだったのは犬。このちゃっかり犬が可愛かった。

★★★☆☆