パパはわるものチャンピオン (2018年)

【監督】
藤村亨平
【出演】
棚橋弘至、寺田心、木村佳乃、仲里依紗、オカダカズチカ、新日本プロレス選手のみなさま
【物語】
「パパみたいに大きくなりたい。だからプロテインを飲んでます…」
参観会でそう発表したのは祥太(寺田)。生憎、パパは参観会に間に合わなかったが、クラスメイトに「お父さん、何の仕事なの?マフィアじゃない?」と聞かれ、「よく知らないんだ、聞いたら明日教えるよ」と答える。
パパは「もっとお前が大きくなったら教えるよ」とごまかす。そこで、仕事に行くパパの車に隠れて後をつけると、そこはライオンプロレスの試合会場だった。
たまたまクラスメイトの女の子と遭遇し、一緒に観戦することになった。女の子はドラゴン選手(オカダ)の大ファンのようだ。試合相手はゴキブリマスク。反則ばかりのゴキブリマスクに憤り、ヤジを飛ばす祥太だったが、決めポーズを見て、ゴキブリマスクがパパであることを悟り、愕然とする。
一方、孝志(棚橋)も、息子が会場にいることに気付き動揺する。試合後慌てて祥太を探し、見つけたが「悪者のパパなんて大嫌い」と言われ、落ち込む。孝志は、10年前はエースの座であったが、膝を壊し悪役に甘んじているのだ。
翌日、小学校ではクラスメイトがしつこくパパの職業を聞いてくる。思わずプロレスラーと答えたが、昨日の女の子の勘違いで、ドラゴンの息子と思われ、祥太も否定しきれず、困った状況に追い込まれる。
【かえる先生のコメント】
2026年1月4日東京ドームにで引退を表明している棚橋弘志。新日本プロレスのエース。私は、彼を“プロレスを救った男”として評価しています。
そういう私はかなりのプロレスファン。映画ブログでは語れなかった小話を“プロレス特集”を通じて語ろうと思います(*^_^*)
まずは、映画レビュー。架空のライオンプロレスはほぼ新日本プロレス。沢山の選手が登場して楽しいです。棚橋選手はゴキブリマスクというマスクマンでヒールレスラーの役です。ヒールレスラーの悲哀が作品のテーマとなります。
お話は、大体予想通りに進み、泣けるところもある、プロレス愛を感じるものでした(*^_^*)テレビ朝日は、12月中にテレビ放映したらいいのに。引退がより盛り上がりますよ♪
劇中の大会は、G1クライマックスの想定ですね。私は第1回のG1クライマックスを両国国技館で観戦しています。当日のパンフレットです。当時は対戦カードをゴム印で押していましたね。

両者リングアウトとか反則決着とか、フラストレーションがたまる試合が多かったその頃のプロレスですが、このG1クライマックスという闘いは、真っ向対決が売りで、プロレスファンのハートをガッチリと掴みました(^_^)v
私の記憶に残るのは、全盛期を少し過ぎたけれどまだまだトップだった長州力が連敗街道で、この橋本戦も不調で、橋本が泣きながら長州を倒す姿でした。
乱入反則などの不透明決着、あっさり終わる地方巡業じゃなく、こういう闘いが見たかった!国技館に座布団が舞いました☆(私は投げなかったけど)
今のG1は乱入も反則もありになっていますので、悪しからず(^_^; そして本作のようなヒールレスラーって許せるの?などなど、プロレスを語ると止まりません。それらについては、またの機会に…
さて棚橋弘至選手です。グレイシー一族、K1、プライド等総合格闘技の大ブーム。そして、それに参戦したプロレスラーの敗退。プロレス暴露本。一時期、プロレスが衰退しました。しかし、プロレスに愛と誇りをもち、客入りが悪い状況を踏ん張って、数年かかってプロレスを大復活させた功労者が棚橋選手です。
引退試合の相手は、本作品と同じくオカダカズチカ選手。当日、テレビ放送もあるので、プロレスに興味なかった方も、ぜひご覧あれ(*^ω^*)
※お家鑑賞(評価なし)※



コメント