the Fantastic 4 : FIRST STEPS (2025公開)

【監督】
マット・シャクソン
【出演】
ペドロ・パスカル、ヴァネッサ・カービー、ジョセフ・クイン、エボン・モス=バクラック、ジュリア・ガーナー
【物語】
アース○○○の地球。ファンタスティック4の活動4周年を記念した番組が放送された。
「科学者リード(ペドロ)ら4人が、宇宙探査の旅に出発。が、事故で宇宙線を浴び、リードはゴム、スー(ヴァネッサ)は透明、ジョニー(ジョセフ)は炎、ベン(エボン)は岩の身体となり帰還した。
以降、地底人や悪の科学者との闘いを制し、人類の守護者として民衆に支持されたのである。」
最近のリードは、物質転送の実験に力を入れていた。今は卵の転送レベルだが、手応えを感じ、ジョニーにも自信満々に成果を語る。
そのジョニーは、宇宙から届く電波の解析に夢中。言語の解読はできていないが、何か重要なメッセージが伝えられていると睨んでいる。
ベンは、子供たちの人気者。街に出れば声を掛けられ、車を持ち上げるサービスをしている。
そしてスー。諦めかけていた赤ちゃんを遂に妊娠。仲間にも祝福され、幸せを噛みしめていた。
しかし、突如宇宙から、銀色の女性宇宙人(ジュリア)が来訪し、こう告げた。
「私はシルバーサーファー。間もなく地球は滅亡することを告げにきた。偉大なるギャラクタス様がやがて地球にやって来る。地球の命運はその日に尽きる」
去ろうとするシルバーサーファーを、ジョニーが追いかけるが、シルバーサーファーは「*@$&#」と、何事かをジョニーに告げ消えていった。
この地球存亡の危機に、人々の期待はファンタスティック4に集まる。
リードは、宇宙ロケットでギャラクタスの元へ行く決心をした。ワープでたどり着いたギャラクタスの巨大宇宙船で、シルバーサーファーが出迎える。
そして、超巨大なギャラクタスと対面。「地球を見逃すことはない。ただし‥‥」
ギャラクタスの要求を飲めば、地球は助かる。しかし、その条件が‥‥‥

【かえる先生のコメント】
MCUアベンジャーズに繋がるとされる「ファンタスティック4」。
これまで映画化されたF4作品とは何の関係もありません。が、誕生譚はダイジェストで告げる「スーパーマン」方式。ファンタスティック4を知らない人には、キャラへの感情移入が難しいかも。2005年のファンタスティック4を見ておいた方が楽しめるかもしれません。
本作最大のプロットは、別次元ということ。出た!マルチバース。本作は、どこか別次元の地球の出来事なんだそうです(@_@) だから、レトロ感のある映像なのに科学的には発展していたり、60年代に存在したならなぜエンドゲームに参戦しなかったのかという矛盾が解消されたりします。
今のアベンジャーズの流れは、マルチバースが大きな軸となっているので、これで繋がるってわけですね。
映像の方は、水色推しと、レトロ感ある街角や機械のビジュアルが印象的でした。な~ぜ、画面は液晶でなくブラウン管?それにMS-DOS?とか、ツッコミを入れたくなります。まあ、お洒落な感じは出ていましたね。
またギャラクタスが大魔神www 超でかいんだけど見た目や歩き方が大映映画の「大魔神」を思い起こさせます。でかいけど、地球に降り立つと急に小さく感じちゃう。ゴジラの方が大きいよなあ(^_^;
辛口になりますが、ファンタスティック4は、4人の超能力がうまく噛み合い敵を倒すところが面白いのだけれど、今作はそれが発揮されていなかったかな。特にゴムの良さが生かされていません(>_<)
ファンタスティック4というコンテンツを楽しみたいなら、2005年の方がキャラが立っていてお薦めです☆今後のMCUアベンジャーズも完走したいならば、観に行きましょう。
★★☆☆☆
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