THE FLASH (2023公開)

【監督】
アンディ・ムスキエティ
【出演】
エズラ・ミラー、マイケル・キートン、サッシャ・カジェ、ロン・リビングストン、マリベル・ベルドゥ、カーシー・クレモンズ、ベン・アフレック
【物語】
警察の鑑識官の仕事へと出勤の朝。なじみのカフェでサンドイッチを注文するバリー(エズラ)。そこにアルフレッド(バットマンの秘書)から緊急コールが。
ファルコーネ一味が病院から劇薬を盗み、その襲撃のショックで病院が崩壊しそうだというのだ。
すぐさまフラッシュスーツに着替えたバリーは、病院へと超速移動をした。到着すると、高層の病院が目の前で崩れていき、窓から弾き出された何人もの赤ちゃんが目に入った。フラッシュは懸命の救助をし、バットマン(ベン)と合流した。ファルコーネ一味の悪事は、こうして防がれたのだった。
そんなバリーの最大の目的は、父の無罪を勝ち取ること。少年の頃、母が自宅で何者かに刺し殺された。その殺害容疑で父は収監されてしまった。その時間に父はスーパーマーケットにいたという防犯カメラ映像を、何とかクリアにしようとしたが、顔は判明しなかった。
「もうお前は頑張らなくてもいい。どうせ戻っても母さんはいないんだ」と言う父との電話で、感情が高ぶったバリーは、街を超速の壁を越えるが如く疾走した。気付くと、目の前の景色が、自分の過去を見せているようだ。もしかして、自分は過去に跳んでいる?
母を救えるかもと、バットマンに相談するが、時の流れを乱す危険性を説かれ、バリー自身も思い悩む。
が、最小の干渉なら、うまくいくのでは?そう考えたバリーは、超超速に再び挑んだ。目指すは、あの事件の日。
しかし、思いがけぬことが起き、バリーは超超速空間から跳ばされた。ここはどこだろう?彼が向かった自宅には、思い焦がれた母の姿があった…
【かえる先生のコメント】
DCコミック、ジャスティスリーグで登場したフラッシュの単体映画化です。超速移動が武器という、マーベルのクイックシルバーと能力がかぶるキャラクターです。(どっちが先か知らんけど…(^◇^;)
演じるエズラ・ミラーは、奇行、薬物、暴行と、公開中止レベルの役者。まさか公開できるとは思わなかったです。ここには触れず、作品としてレビューをしていきます。
本作は予告で分かる通り、タイムリープで過去の母親を助けに行くことで、バットマンが、90年代に演じたマイケル・キートンになるという改変が起きるお話です。
ああ、流行のマルチバースだ…。何かちょっとマルチバース(=何でもあり)は、そろそろ食傷気味なんですよ、私(; ̄O ̄)
しかし評価を高くしたのは、マイケル・キートンの活躍が大きい!世代的に近い人が頑張る姿って嬉しくなりますよね。アクションも良かったし、円熟した人間味がいいなぁ~って感じました。
また世間的にネタバレしてるから書きますが、スーパーガールが登場。オーディションで勝ち抜いた新鋭女優さんでした。フラッシュ、バットマン、スーパーガールの共闘が見所となっています。私の一番は、キートンのバットマンです、断然。バットマンBGMが心地良かったです♪
フラッシュは、みんなが止まっているときに動けるという能力が、コメディによく合ってます。本作もシリアスな展開の中に、笑いの要素をいくつも取り入れていました。
そういう意味では近作のガーディアンズ3と比較したくなりますが、ストーリー・キャラ共にガーディアンズの圧勝です。
では、なぜ評価を高くしたかというと、ネタバレになるので書けません。○○○○・○○○と、ラストのオチが、私には感じるものがあったという理由です☆
★★★★☆
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