子ぎつねヘレン (2006公開)

【監督】
河野圭太
【出演】
深沢嵐、大沢たかお、松雪泰子、小林涼子、阿部サダヲ、吉田日出子、藤村俊二
【物語】
東京から北海道に引っ越してきた太一少年(深沢)。カメラマンとして世界中を飛び回る母、律子(松雪)によって、この地に預けられたのだ。
そこは、動物診療所だった。獣医である矢島(大沢)と、その娘、美鈴(小林)との3人の生活が始まった。
ある日、太一は道ばたにうずくまって動こうとしない子ぎつねと出合った。太一は子ぎつねを抱き上げると、家に連れ帰った。
「治療費払えるのか」ときついことを言いながらも、矢島が子ぎつねを診察すると、子ぎつねの異変が分かった。
「こいつは、目も見えてないし、耳も聞こえない。まるでヘレン・ケラーだ」
太一は、子ぎつねにヘレンという名前をつけ、サリバン先生のように世話をしようと決めた。
ミルクすら飲もうとしないヘレン。太一の思いは届くのか?
【かえる先生のコメント】
主役はキツネさんです。見事な演技!
目が見えず反応しないという難しい役柄を上手に演じています。まだ小さいのに名子役ですね(^^)この演技に泣かされることは間違いないです。
動物ものというジャンル(なぜか死に至る事が多い)、難病ものというジャンルは、泣けるジャンルとして確立されていますが、これはダブルですからね。やられるのも無理ありません。
大沢たかおは、自分の周りの女性たちにとても人気がある男優さんです。この役も、ぶっきらぼうで冷たい態度を見せつつも、実はすごく優しいという、“恋のとりこ”要素がにじみ出ています。
おっと、本当の主役は深澤少年でした。現在15歳。仮面ライダーキバになったそうで、頑張っていますね。
最後に主題歌は、レミオロメンの「太陽の下」。映画を観た自分には名曲でした。そこで、カラオケで歌うと、「何、その曲、知らない。レミオロメン?そんな曲あったっけ」と仲間に言われてしまったのです。あれ、この映画思ってたほどヒットしてないの??
★★★☆☆
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