復活の日 (1980年公開)

【監督】深作欣二
【出演】草刈正雄、多岐川裕美、渡瀬恒彦、緒形拳、オリビア・ハッセー、グレン・フォード、ジョージ・ケネディ
【物語】
東ドイツの研究所より細菌兵器ウィルスが盗まれた。この細菌はマイナス88度以下では眠っているが、零度を超えると猛威をふるい、強烈な毒性を発揮する。
盗んだスパイは天候悪化に巻き込まれ、飛行機ごとアルプスに墜落した。
春が来て各国で異変が起き始めた。イタリアの乳幼児が次々と意識不明になり、この「イタリア風邪」は全世界に広がっていった。
南極越冬隊員の吉住(草刈)は、このニュースを南極基地で知り、東京に残してきた恋人(多岐川)の身を案じていた。しかし、事件の真相を知ったアメリカ大統領から最期のメッセージが届く。
「南極にいるあなたたち11カ国863人が、最後の人類となります。どうか、協力し生き残り、復活の日を迎えられることを…」
【かえる先生のコメント】
角川映画、小松左京原作、深作欣二監督、ジャニス・イアン主題歌、そしてハリウッド俳優の参加と、超大作でした。主役の草刈正雄は、当時の超イケメン。幕末の新撰組の“沖田総司”がイケメンというイメージになったのは、草刈さんが演じたからです。
原作は1964年に完成しており、細菌ウィルスものとしては元祖だと思われます。当時は映像化は日本では無理だと、20世紀フォックス社に一時は渡されたのですが、角川春樹社長の熱意で見事に映画化されました。
主役の吉住が、ある理由で南極を出て旅をするのですが、その孤独な旅路の映像が一番記憶に残ってます。
さて、世界は復活したのでしょうか?それはDVD等でお確かめください。
★★★☆☆
コメント