HALLOWEEN ENDS (2023公開)

【監督】
デヴィッド・ゴードン・グリーン
【出演】
ジェイミー・リー・カーティス、アンディ・マティチャック、ローハン・キャンベル、ウィル・パットン、カイル・リチャーズ、ジェームス・ジュード・コートニー
【物語】
※前作の結末の大きなネタバレがあります。ご注意を!
2018年、ハドンフィールドの住民を殺戮し、忽然と姿を消したマイケル(ジェームズ)。残された住民たちに心の傷を残して。
翌年のハロウィン。アレン夫妻は、会社のパーティーのため、一人息子のジェレミーを、臨時のシッター、コーリー(ローハン)に預けることにした。大学進学を目指す純朴な青年コーリーは、ジェレミーのわがままに付き合いながら一夜を過ごす。しかし、不幸な事故が起き、ジェレミーが亡くなってしまった。
裁判の結果、事故と断定され、コーリーは釈放されたが、彼の未来は閉ざされたも同然だった。
それから更に3年が過ぎた。マイケルはもはや姿を現さなかった。
因縁のあるローリー(ジェイミー)は、新たに家を買い、孫娘のアリソン(アンディ)と2人暮らしを始めていた。自分のマイケルへの執着心が、ハドンフィールドの住民を巻き込み、挙げ句は娘夫婦を死なせてしまった。深い後悔の中、マイケルにとどめを刺す気持ちを捨て、これまでの回顧録を記す日々を選択していた。
アリソンは、両親を殺害された苦しみを抱えながら、祖母のことも放っておけないと、共に暮らしながら、医療の仕事に励んでいた。
ある日、街に買い物に出たローリーは、いじめの現場に出くわした。高校生たちに暴力を受け「小児性愛者のサイコパス野郎!」となじられていたのは。コーリーだった。仲裁に入ったローリーもまた「マイケルを刺激し町を恐怖に陥れたフリークス!」と暴言を浴びた。
けがをしていたコーリーを、ローリーは孫娘アリソンの勤める病院に連れて行き、手当を受けさせた。
「自分はとんでもない事故を起こした犯罪者だから…」とうつむくコーリーに対し、アリソンは侮蔑も同情もせず、一人の人間として対応する。
この2人の出会いが、ハドンフィールドの悲劇をTHE ENDへと導くことになるとは…
【かえる先生のコメント】
2018年から始まった「ハロウィン」正当続編シリーズも、3作目となる本作でTHE ENDとなります。その1作目は快作でしたが、2作目はトーンダウン。
恐らく娘の復讐に燃えるローリー婆さんのランボー級の大暴れを予想していましたが、予想を裏切るストーリー。想定していたどの展開でもなかったと言うことで、これは面白かったと言ってよいでしょう。
今作のポイントは、新たな重要人物コーリーの登場です。これまではマイケルと因縁のある過去人物を絡ませてましたが、ここにきて新規キャラを出したのが成功でしたね。ローリー婆さんと響きが似ていてややこしいですが、わざとかな?シッターだったという設定も一緒ですしね。
ローリー婆さんよりも、コーリーとアリソンのコンビが、今作の目玉ですよ☆
もちろんローリー婆さんこと、女優ジェイミー・リー・カーティスあってのハロウィンですから、前作のようには大人しくしてません。アカデミー助演女優賞を獲られておめでたいですが、やはりこの「ハロウィン」での功績を称えたいと思います☆
そしてマイケル(ブギーマン)もちゃんと登場します。前作で人間からモンスター化したと私は解釈してましたので、4年間どうやって生き延びていたかとかツッコミませんよ。まあ、撃っても刺しても死なないのは仕方がないマイケルですけど、THE ENDとあるように、最後にどうなるのかは見てのお楽しみに( ̄∇ ̄)
最後に言いたいことは、ハドンフィールドの住民の皆さん。ハロウィンの行事、この町では禁止にしません?
★★★☆☆
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