HANNIBAL RISING (2007公開)

【監督】
ピーター・ウェーバー
【出演】
ギャスパー・ウリエル、コン・リー、リス・エヴァンス、リチャード・ブレイク、ケヴィン・マクキッド
【物語】
6歳のハンニバル・レクター(ギャスパー)。
故郷のリトアニアで家族と暮らしていたレクターは、1944年ドイツ軍とソ連軍の戦争の渦に巻き込まれた。
そして、目の前で両親を、さらに妹を失ってしまった…
その後、孤児として養育施設で育ったレクター。14歳になった時、親族からの手紙を頼りに施設を抜け出し、パリに住む叔父のところへ向かった。
叔父はすでに亡くなっていたが、その妻ムラサキ(コン)がレクターを温かく迎えてくれた。レクターは、ムラサキの思いやりある接し方のおかげで、不遇な人生を乗り越えられるかに見えた。
しかし、市場に買い物に出た際、肉屋の主人が日系のムラサキに性的侮辱の言葉を浴びせたことに、レクターは激しい怒りを覚えた。そして、レクターの“一人目”が為された…
【かえる先生のコメント】
「羊たちの沈黙」のハンニバルが、いかにして猟奇殺人者となったのかを描いた作品です。
もともとの動機は、復讐。 ということで、殺人が正当化されています。
そんな理由にでもしなければ、猟奇殺人者を主役に描くことは難しいですよね。猟奇殺人者が主役のアメリカドラマ「デクスター」も少しかじって見ました。救いようのない悪を登場させることで、正当化するというのが、パターンのように感じます。
「そんなヤツ容赦するな、やっちゃえ」的な見方になりそう…、そこらへんが悩むところですが、気楽に見れば「ハンニバル頑張れ!」っていう映画です。
“前日譚”という映画の作り方。「バットマン・ビギンズ」・「ウルヴァリン」もそうですね。今、楽しみにしているのが「Xーメン ファーストジェネレーション」。他にも、前日譚映画ができそうなのがありそうです。
★★★☆☆
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