THE HOWLING (1981公開)

【監督】
ジョー・ダンテ
【出演】
ディー・ウォーレス、パトリック・マクニー、デニス・デューガン、ジョン・キャラダイン、スリム・ピケンズ、ベリンダ・バラスキー
【物語】
異常連続殺人事件が発生していた。
ニュース・キャスターのカレン(ディー)のもとに、エディと名乗る男から、「連続殺人について話したい」という連絡が届いた。
犯人からだと察したカレンは、警察と協力しながら、指定のポルノ・ショップへと入っていった。映写場でカレンが見たものは、逆光のためシルエットとして見えた男の黒い影。悲鳴をあげるカレン。駆けつけた警察隊によって、エディは射殺され、連続殺人は幕を閉じた。
精神的なショックを受けたカレンは、ワグナー博士(パトリック)の勧めで、夫のビルとともに、ある“コロニー”で静養することにした。
一方、カレンの同僚のテリー(ベリンダ)たちは、エディの人間像を調査しているうちに、“狼男”の存在を意識せざるを得ないことになっていた。真偽を確かめるため、エディの死体を確認しようとすると、死体は消えていた。
テリーは、カレンのいるコロニーへ向かった。しかし、そのコロニーの風景は、エディの部屋にあった写真の風景と一致していた…
【かえる先生のコメント】
伝説の“狼男”映画です。
圧巻の変身シーン。筋肉の隆起、裂けていく顎、伸びる牙、生える剛毛、とことんこだわった変身に、特撮班の情熱が伝わっています。
そして、特撮の競い合いが、映画界に変革をもたらした時代でした。
「ハウリング」の特撮のロブ・ボッティンがその後仕事した作品は、「ロボコップ」・「トータル・リコール」・「ミッション・インポシブル」という豪華さです。
ちなみにロブの特撮師匠のリック・ベイカーは、「狼男アメリカン」で師弟対決。その後の作品は、「メン・イン・ブラック」・「X-メン:ファイナル・ディシジョン」、そしてマイケル・ジャクソン「スリラー」となります。
“狼男”以前では、リック・ベイカーは「スター・ウォーズ」の特殊メイク担当。ロブ・ボッティンは「スター・ウォーズ」のモス・アイズリー酒場で宇宙人として出演。
すごい師弟ですね!
★★★☆☆
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