IF (2024公開)

【監督】
ジョン・クラシンスキー
【出演】
ケイリー・フレミング、ライアン・レイノルズ、ジョン・クラシンスキー、フィオナ・ショウ、アラン・キム、スティーヴ・カレル、フィービー・ウォーラー=ブリッジ
【物語】
お絵描き大好き、創作話大好きの少女ビー(ケイリー)は、何でも喜んでくれる母とおふざけが大好きな父に、愛情を注がれ成長した。
その母が病死し、父(ジョン)もまた入院することになった。ビーはおばあちゃん(フィオナ)のところへ、一時預けられることとなった。
おばあちゃんは、ビーが幼い頃に好きだったお絵描きセットを出してくれたが、「ごめんね、もう子供じゃないから」とやんわり断った。
病院へお見舞いに行くと、父は点滴とダンスしながら登場した。でもビーは「パパ、そういうのはいいから」と言うのだった。
部屋に帰り、物音がしたクローゼットを開けると、ビデオカメラを見つけた。昔家族で撮った記憶が蘇る。ビーは、それが見たくなり、充電コードを買いにコンビニに出掛けた。
その帰り道、ビーは不思議な生き物を見付けるのであった…
【かえる先生のコメント】
ハートウォーミングなファンタジー作品。
嫌な登場人物が皆無の、心温まる、大人向けでも、子供向けでも、家族向けでもある、素敵な作品です。
原題の「IF」はイマジナリー・フレンド。子供の頃空想でこしらえた自分だけが見える友達です。子供心を失うと見えなくなり、認識されなくなったIFは存在が消えてしまうようです。
主人公の少女とIFがどのように絡み合い、どんな結末へ向かうのか、ネタバレなしで見て欲しいと思いますので、あらすじについては語らないこととします。
ということで、自分のIFについて語ろうかと思います。これが、いないんだなぁ~。いつも傍にいてくれる自分だけの理解者。私の場合はNGがそれに当たりますね。NG=ぬいぐるみですよ(*^o^*)
嬉しいことを話したり、寂しい気持ちを慰めてもらったりっていうことを、ぬいぐるみでしていたような少年でしたね。映画鑑賞中に、久々に思い出しました。兄貴のおさがりのクマのぬいぐるみの「コロスケ」と、自分用に初めて手にした小さいクマのぬいぐるみ「ポンキチ」を。
いつの間にかそれらに頼ることから卒業し、今はどこにあるのか、捨てられたのか分かりませんが、映画を見たら、あのぬいぐるみたちへの感謝の気持ちが沸いてくるようでした☆
心温かくなり、劇場を後にできる、私好みの作品でした。吹き替え版で見ましたが、かなり良かったですよ♪
★★★★☆
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