INDIANA JONES AND DIAL OF DESTINY 2023公開

【監督】
ジェームズ・マンゴールド
【出演】
ハリソン・フォード、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、イーサン・イシドール、トビー・ジョーンズ、マッツ・ミケルセン、ジョン・リス=デイヴィス、アントニオ・バンデラス
【物語】
第2次世界大戦末期、インディ(ハリソン)はナチスが略奪した考古学上のお宝を追っていた。が、囚われの身となり軍用列車に軟禁された。
森で待機していたインディの仲間バジル(トビー)もまた、インディが捕まったのに動揺し、自分もナチスに捕らえられてしまった。
ナチス将校は、手に入れた“ロンギヌスの槍”を狙ってやってきたのだろうと、実物を見せ笑みを浮かべた。それを見た2人は、がっかりする。「作られた年代が違う、偽物だ」と。
ナチスの科学者ユルゲン(マッツ)も、インディに同意見であった。将校にそれを告げると、将校は「総統のお怒りを買うではないか!」と怒りを滲ませる。ユルゲンは、それよりもと自分のトランクから、時計のような機械を取り出した。
「アンティキティラだ!」インディとバジルは興奮する。しかし、この後、インディたちはナチスの手から逃れるも、アンティキティラもまた海の底へ沈んでいったのであった…
時は経ち1969年。アポロ11号の快挙に沸くアメリカ。インディは70歳となり、ハイスクールでの教壇から去る日を迎えようとしている。学生たちは考古学には興味も無く、講義中もアポロの話で夢中の様子。
その授業に潜り込んでいた女性が、授業後にインディに声を掛けた。「ウォンバット(愛称)か!」彼女は、旧友バジルの娘、ヘレナ(フィービー)であった。
ヘレナは自分も考古学者の端くれだといい、アンティキティラを探していることを告げる。するとインディは顔を曇らせ、「止めた方がいい。亡くなったお前の父もあれを追い求めおかしくなったんだ」と言った。
そんなヘレナの様子を伺う者たちがいた。ヘレナの出現、そしてアンティキティラが、インディを再び冒険へと誘うのであった。
【かえる先生のコメント】
まさかのインディ・ジョーンズ復活。ハリソン・フォードは80歳ですよ(≧ω≦)
お約束の冒頭冒険では、何と若い姿のハリソンが登場。ここのアクションだけで、もうオールドファンには嬉しいだけですよ♪“デジタル若返り”という手法らしいですが、満足でした☆
そして現代というか1969年なのね(^_^;
若いインディが出た後だけに、老人インディに物悲しさを感じます(>_<) ですが、予告であった馬に乗ってのアクションシーンに、すぐに引き込まれました。
また懐かしの人物や、過去作を思い返すシーンがあって、オールドファンを楽しませてくれます。
さて、今作のお宝はアンティキティラ。アンティキティラ島(ギリシャ)近海の沈没船から発見されたという実在のお宝です。アルキメデスが同様の機械を作ったという文献もあるようです。
これがいつものトンデモ科学の終盤に観客を連れて行ってくれます。もう、宇宙人だって関与してる世界観だから、ここで何かツッコむのも無粋というものでしょう( ̄∇ ̄)
ハリソンは、自分が目指す大人の男の象徴でした。特にインディシリーズでは、チャーミングな面が随所に出てきて、大好きでした。今作は、やや苦悩の顔が多く、昔のような悪戯っぽさがないのはあれですけど。老いた姿は見たくないと思いつつも、こうして見るとやはりまた憧れます。
序盤に出てきた黒人女性は何なの?とか言いたいことはありますが、憧れのハリソンさんの頑張りに好評価します☆
★★★★☆
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