THE IRON CLAW (2024年)

【監督】
ショーン・ダーキン
【出演】
ザック・エフロン、ハリス・ディキンソン、ジェレミー・アレン・ホワイト、スタンリー・シモンズ、ホルト・マッキャラニー
【物語】
“鉄の爪”で有名なレスラー、フリッツ・フォン・エリック(ホルト)の息子たちはそれぞれたくましく成長した。
次男のケヴィン(ザック)はテキサス州のチャンピオンとなり、タッグを組んで3男デビッド(ハリス)の試合もサポートする。今やマネージャーを務めている父も、手応えを感じていた。
ある試合後、パムという女性がサインを求めてきて、ケヴィンはデートすることになった。夢を聞かれ「世界チャンピオンになること、そして兄弟と楽しく過ごしたい」と語った。「それって長男症候群じゃない?」と言われたケヴィンは、兄が子供の頃に亡くなったことや呪われた一族と噂されていることを口にする。パムは優しくケヴィンを抱きしめた。こうして2人は恋人となった。
父の願望が叶い、ケヴィンが世界チャンピオンのハーリー・レイスと試合することになった。タイトルは懸かってないが、これに勝てば挑戦権も得られる大切な試合だ。しかし結果は微妙なものに…
その後、円盤投げでオリンピックを目指していた4男のケリー(ジェレミー)は、モスクワオリンピックボイコットとなったことで実家に戻った。5男のマイク(スタンリー)はミュージシャン志望。夜のライブに出演することを母に反対されると、兄たちが家を抜け出すのを手伝ってくれた。仲の良い兄弟であった。
そして父はハーリー・レイスがリック・フレアーに負けたことで、挑戦権を失ったと焦る。そしてケリーにプロレス入りを勧め、エリック兄弟トリオとして売ることにした。思惑は成功し、エリック兄弟の人気はうなぎ登りとなり、遂に6人タッグ王座のチャンピオンとなった。
さらにケヴィンとパムの結婚、デビッドのタイトル戦決定。エリック一家の栄光が続くと思われたが…
【かえる先生のコメント】
プロレス界では有名な呪われた一家、エリック兄弟の悲劇を映画化した実話です。
作品レビューから話すと、この映画の見方が分からない。不幸すぎて、それこそ悪魔が出てきてもおかしくないくらいのエピソードが続きます。感動でもないし、喪失感でもないし、見終えて何とも言えない気持ちになります。
まあ、プロレス王座につく難しさの話や、ザック・エフロンのビルドアップされた肉体など、見所はそんなところでしょうか。
まずはエリック兄弟について。6人兄弟全て男。プロレスラーになったのが5人。事故死、病死、自殺で5人が亡くなりました。日本にも試合に来ていました。確か馬場の全日本にも、猪木の新日本にも参戦していたような記憶があります。ケヴィンが裸足で試合に出るのが印象的でした。
父は有名人。リンゴを片手でひねり潰すパフォーマンス。相手レスラーの顔面をつかみ握力で流血させ、ギブアップを奪うレスラーです。私の年齢でも生で見たことはないのですが、漫画「プロレススーパースター列伝」のいくつかの章に脇役で登場しており、それで知りました。

この父があまりにも有名だったため、息子らが多少活躍しても、親の七光りだと思って、当時は見ていましたね(^_^;
プロレスファンとして、週刊ゴングが約950冊、テレビ録画VHSビデオテープが約120本、捨てられずに持っています。エリック兄弟を見つけようかと思ったのですが、収納庫の奥底にあるので諦めました(>_<) (手前にあった一部の披露です↓)

外人レスラーのお話と言うことで、最後に、
<生観戦したときの外人レスラーの思い出>
○ブルーザー・ブロディ…ドデカい。入場時に花道に駆けつけたらチェーンを振り回して入ってきたので逃げた(^_^;
○タイガー・ジェット・シン…狂ってる。雨の日だったが、客の傘を奪って客席で振り回しながら歩くので逃げた(^_^;
○クラッシャー・バンバン・ビガロ…退場時に私の後ろの客が空き缶を投げ頭部に当たった。鬼の形相で振り返って私を追ってきたので命がけで逃げた(^_^;
○レザーフェイス…グッズ販売所にも現れる紳士だった(*^ω^*)




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