ジャンヌ・ダルク

JEAN OF ARC (1999公開)

【監督】
 リュック・ベッソン
【出演】
 ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジョン・マルコヴィッチ、フェイ・ダナウェイ、ダスティン・ホフマン、パスカル・グレゴリー、ヴァンサン・カッセル

【物語】
 15世紀フランス。ジャンヌ・ダルク(ミラ)は、英仏百年戦争のまっただ中に誕生した。

 13歳のジャンヌは、教会に入り浸っていた。ここに来れば、“彼”と話ができる。村の草原に寝転がれば、幻想の世界に入ることもできる。
 しかし、突如襲ってきたイギリス軍によって、その静寂は打ち破られた。目の前で姉を惨殺されたジャンヌは、引き取られた先の教会で、神への帰依を誓った。

 そして、17歳のジャンヌ。神の声を受けて、フランス王太子シャルル(ジョン)の元へ向かった。神の使者を名乗るジャンヌを警戒し影武者を立てて応対したシャルルだが、それを見破り、本物のシャルルを見出したことから、何か抗うことのできないものを感じた。
 ジャンヌに軍を率いることを許したシャルル。

 白い甲冑に身を固めたジャンヌは、沈滞ムードだった兵士を鼓舞し、先頭に立って敵陣に向かった。それは劇的な勝利のきっかけとなった。

 進軍を続けるジャンヌ。彼女は、本物の神の使者なのであろうか…

  
【かえる先生のコメント】
 歴史大河ヒューマンドラマ。ジャンヌ・ダルクは有名ですが、自分は、その実際はよく知りませんでした。
 これを映画化したのは名監督に、ミラ様。

 美少女戦士の華麗な活躍を期待して観ると、あてが外れます。宗教的要素が強いのと、フランス王族の汚さにやられます。これは、史実と映像美を楽しむべき映画だったのです。エンターテイメント映画のつもりで観た自分の評価がこれであって、気持ちを入れかえて観たら違う結果だったことでしょう。

 それと、ダスティン・ホフマンが何なのか、自分はパンフレットを読まないと分かりませんでした。同じように、そこでつまづいた仲間がいると嬉しいです。

★☆☆☆☆


コメント