ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ

JOKER :FOLIE A DEUX (2024公開)

【監督】
 トッド・フィリップス
【出演】
 ホアキン・フェニックス、レディ・ガガ、キャサリン・キーナー、ブレンダン・グリーソン、ハリー・ローティ
【物語】
 社会から阻害された者たちのダーク・ヒーローと祭り上げられたアーサー(ホアキン)は、アーカム州立病院の最高警備レベルE棟に収容されていた。

 5人を殺害したアーサーに責任能力はあるのか、その精神鑑定が鍵となる裁判が開かれようとしている。

 メリーアン弁護士(キャサリン)は、アーサーがジョーカーという別人格をもつという路線で死刑を免れる方針を固めていた。面会で、アーサーに事件のことを尋ねるが、アーサーの口は重い。面会室へ向かう廊下では、一人の女性がアーサーに気付き、ピストルで頭を撃つジェスチャーをして笑いかけた。

 看守のジャッキー(ブレンダン)は、アーサーを担当しており、彼にジョークを言わせてはからかう毎日。アーサーは言われるままに日課をこなす模範囚であり、民衆を扇動するジョーカーのような態度を微塵も見せない。ジャッキーは、そんなアーサーに軽い病状の収容者が集う合唱カウンセリングに連れて行った。

 そこには、あのジェスチャーをした女性リー(ガガ)がいた… 

【かえる先生のコメント】

 ※ネタバレになるかもしれないので、見る予定の人はここまでで

 スーパーヒーローアメコミと一線を画す路線のDC映画「ジョーカー」の続編です。「ジョーカー」を見ておきましょう。副題のフォリアドゥとは『共有された狂気』とのことです。ガガ演じるリーが物語の核となります。

 オスカーをとったホアキンの鬼気迫る演技が今回も見事です。が、もうこれはDCアメコミとは全く別物です。怪物も超常能力も別次元も出てきません。

 そしてガガは言って欲しくないらしいですが、本作はミュージカル風です。まあお二人が雰囲気を出して歌いまくります。これが賛否両論の一つかな(^◇^;)

 自分としては、収容されたけれど、人を扇動する能力に目覚めたジョーカーが、同じ収容者たちを次々引き入れ脱獄し、ハーレイクインと一大組織を作り、最後にバットマン登場と期待しておりました。が、全くそんな話ではありません…

 社会に疎外された者に勇気を与え、実社会を混乱に陥れる可能性さえもった前作でしたが、今作は、こうなりましたか。この結末が賛否両論の二つ目かな(^◇^;)

 いずれにしても、映画公開前に、ネットで賛否両論とか言うなよ!まだ見てなかったのに~~

 あっ、わたしのブログも同じ罪を・・・(_ _)

★★☆☆☆


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