県庁の星

県庁の星 (2006公開)

【監督】
 西谷弘
【出演】
 織田裕二、柴咲コウ、佐々木蔵之介、石坂浩二、酒井和歌子、和田聰宏、益岡徹、ベンガル

【物語】
 県庁で将来を期待されている野村(織田)は、仕事も婚約者も順調だ。今は、特別養護老人施設のプロジェクトに全力を注いでいる。

 民間企業との人事交流研修にも抜擢され、あるスーパーマーケットに出向することになった野村。しかし、そこは3流で客も少なく、店員もやる気がない。しかも、野村の世話役となったのは、年下のパート店員の二宮(柴咲)だった。

 それでも持ち前のバイタリティで、スーパーの立て直しにアイデアを次々と提案するが、全くみんなのってこない。上司は、こう言うのだった。
「まあ、しばらく休暇だと思って、研修期間が終わるのを待つだけでいいんじゃない?」

  
【かえる先生のコメント】
 織田裕二という役者が嫌いではないので、この作品は「踊る大捜査線」ほどではないけれど、そこそこ面白かったです。物語の展開は全部読めるんですけどね。

 熱いキャラをやらせたら天下一品の織田君ですが、それが逆に全部同じに見えるという弱点にもなってきている気がします。まあ、それは柴咲コウが演じる女性が、みんな同じに見えるのと等しいから、役者さんみんなに共通する悩みかもしれません。

 このところ、邦画はネタ切れなのか、マンガ原作ものや、テレビドラマの特番みたいなものの映画化が多いです。そうすると、どうしても省略や改変されるエピソードが出てくるので、それが気になっちゃいます。
 そういう意味では、この作品は小説やマンガもあったようですが、有名ではない(失礼)分、映画の尺に合った内容にできあがっていると思います。

★★★☆☆

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