LAW ABIDING CITIZEN (2011公開)

【監督】
F・ゲイリー・グレイ
【出演】
ジェラルド・バトラー、ジェイミー・フォックス、レスリー・ビブ、ブルース・マッギル、コルム・ミーニイ
【物語】
クライド(ジェラルド)の幸せは突然終わった。家に押し入った強盗に、目の前で妻と娘を殺された。
この事件を担当した検事はニック(ジェイミー)。有罪率ナンバー1の敏腕検事だ。彼は確実に有罪を勝ち取るため、実行犯ダービーに司法取引を持ちかけた。共犯者エイムスに不利な証言をさせ、エイムスは死刑、ダービーは数年の禁固刑という取引だ。
クライドの両者を極刑にという願いを無視し、裁判は結審した。
10年後、エイムスの死刑執行が行われた。しかし、薬と電気椅子で安らかに死ぬはずのエイムスは激痛に身をよじらせ、苦しみの中死んでいった。誰かが、薬に手を加えたのだ。
ニックは,ダービーの元へ警察を送った。しかしダービーは、謎の人物からの電話で辛くも警察の手を逃れた。しかし、その電話の主はクライドだった。クライドの手にかかり惨殺されるダービー。
ニックは、怨恨をもつクライドが犯人と断定した。警察が到着すると、クライドはあっさりとつかまった。
留置所に入れられるクライド。
だが、彼の報復はまだ始まったばかりだった…
【かえる先生のコメント】
見事なサスペンス!上映時間丸ごとハラハラし、あっという間に感じました。
こんな見応えのある映画が前評判なしとは。やはり大手の配給会社じゃないと宣伝されないのですね。ヤフーの映画レビューを見て、観に行ったけれど正解でした。
復讐劇なので、主人公を応援する立場になって見てしまいます。ジェイミー・フォックスが出世欲の強い悪い検事なので、とことんやれ~と思ってました。檻の中にいながら、自分の計画を実行していく展開が面白いですよ。
司法取引の是非を問う、社会派の側面も持つ秀作です。
★★★★☆
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