ロード・オブ・ザ・リング：王の帰還

THE LORD OF THE RINGS THE RETURN OF THE KING　（２００４公開）

【監督】
　ピーター・ジャクソン
【出演】
　イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン、オーランド・ブルーム、ショーン・アスティン、リヴ・タイラー

【物語】
　アラゴルン（ヴィゴ）は、冥王サウロンの軍勢がゴンドール国を狙っていることを知り、ゴンドールに向かう。ローハン国に助太刀を依頼し、決戦に備える。

　一方、指輪を破壊できる“滅びの山”へ向かうフロド（イライジャ）は、ゴラムの計略にかかり、仲間のサム（ショーン）と仲違いをして分かれてしまう。まんまとゴラムにのせられ、大蜘蛛の住処へ連れられてしまうフロド。

　ゴンドール軍は苦悩していた。サウロン軍は膨大な戦力で向かっている。勝ち目はない。アラゴルンはエルフの助言を聞き、“死者の道”を訪ねる決意を固める。

　冥王軍との絶望的な戦いに勝機は訪れるのか？
　フロドを救うのは誰？　そして指輪を葬ることはできるのか？

　今、中つ国の運命が決着の時を迎える‥

【かえる先生のコメント】
　長いつきあい（全９．５時間）のクライマックス。運命に勝った高揚感と、戦いの後の余韻に思いっきり浸ることができました。

「小さき方、あなた方は頭を垂れてはいけない。私たちこそが敬意を表する。」
城塞のセレモニーシーンに感涙。

　そこで終わってもいいところが、ホビット村への帰郷。そして永遠の旅立ち。３段構えのラストシーンてんこ盛りに、ファンなら浸ることができます。

　１はイライジャ、２はイアン、そして３はヴィゴの独壇場。「王の帰還」というタイトルに恥じないかっこよさでした。

　３部作、実にお見事。正真正銘キング・オブ・ファンタジーに認定します。

★★★★☆