ドラキュラ都へ行く

LOVE at First Bite (1979公開)

【監督】
 スタン・ドラゴッティ
【出演】
 ジョージ・ハミルトン、スーザン・セント・ジェームス、リチャード・ベンジャミン、ディック・ショーン、アート・ジョンソン

【物語】
 700歳を越えたドラキュラ伯爵(ジョージ)。今の彼の楽しみは、ニューヨークから送られてくる雑誌。そのトップモデルのシンディ(スーザン)に、ご執心なのだ。

 折しも、トランシルバニアの古城が国に接収され、立ち退きを命じられた。伯爵は下僕レンフィールド(アート)とともに、あこがれのニューヨークへ。

 税関を何とかパスしたものの、葬儀会場へと棺は送られてしまったり、チンピラに因縁をつけられたりと、ふんだりけったりの伯爵。

 その後、シンディの情報を集めては、野良犬に化けて近づいたり、コウモリに化けて夜の街をさまよったりと、悪戦苦闘。しかし、ついにディスコ会場で、あこがれのシンディと対面する。

 伯爵とシンディは仲良くなり、別れ際に伯爵はシンディの首筋に優しく一噛み。シンディはメロメロになってしまう。そのことを聞いたシンディの恋人のローゼンバーグ医師(リチャード)は、彼はドラキュラだと断言する。

 三度噛まれたら、シンディも吸血鬼になってしまう。ローゼンバーグは恋人を守るために立ち上がる。

  
【かえる先生のコメント】
 ドラキュラでコメディなんて! と、斬新な企画にはまりました。

 ドラキュラが現代ニューヨークの文化についていけない様子も、実におもしろいです。さらに、ドラキュラ対ヴァン・ヘルシングの子孫(ローゼンバーグ)の闘いが、おふざけがすぎてて、泣けるほど笑いました。

 でもって、恋愛映画的な展開。う~ん、すっかりやられましたね。名作です。

 恐怖映画の帝王ドラキュラ。そして、狼男、フランケンシュタイン。今もなおいろんな形で映画化されます。
 その中でも、ドラキュラが恋愛映画になりうるのは、ルックスなのでしょうかねぇ。それを究極にしたのが「トワイライト・サーガ」なのかもしれません。

★★★★☆

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