マダム・ウェブ

MADAME WEB  (2024公開)

【監督】S・J・クラークソン
【出演】ダコタ・ジョンソン、シドニー・スウィーニー、セレステ・オコナー、イザベラ・メルセド、アダム・スコット、タハール・ラヒム

【物語】
 2003年。ニューヨークの救急救命士キャシー(ダコタ)は、相棒のベン(アダム)と共に、今日も現場に急行する。

 横転した車に取り残された男性のシートベルトをキャシーが切り、ベンが外へと引っ張り出した。その時、キャシーを乗せたまま車が橋から落下。キャシーは水中で呼吸が止まってしまう。

 ベンの救出と心肺蘇生により蘇ったキャシーは、それから幻影に悩まされることとなった。

 一匹狼的な気質のキャシーを心配し、ベンはバーベキューに誘ったり、妊娠中の義妹を祝うパーティーに誘ったりした。そこでも、キャシーは自分の母親が出産後に亡くなった話をし、座を白けさせてしまう。数分前に起きた出来事を何回も繰り返し見ていたキャシーは、空気が読めていなかった。

 さらに後日、救命活動中、上司が車を出して事故に遭う幻影を見る。自分が運転すると言ったのだが固持され、結果、上司は事故に遭ってしまった。ショックを受けるキャシー。

 そんなキャシーが地下鉄に乗った際に、新たな幻影を見た。黒い覆面の男が少女を襲うビジョンだった…

【かえる先生のコメント】
 マーベル映画。MCUとの関連は全くない、本作単体の映画です。おまけ映像などで匂わせなども一切ありませんでした。

 ニューヨークで、ベンという同僚が登場し、その恋人がメイ。義妹が男児を妊娠中。いやあ、その男児がピーター・パーカーじゃん!という、スパイダーマン繋がりはありました。

 さて本作のヒロイン、マダム・ウェブの能力は予知夢。結構間際にそれを見て解決しようとする様は、ニコラス・ケイジ主演の「ネクスト」っぽいなあと思って見てました。役に立たなそうで、そこそこ使える能力って感じです。

 演じているのは、SM恋愛映画「フィフティシェイズ」を演じていたダコタさん。あの時のインパクトが大きいわけですが、すっかり落ち着いた大人の女性になっていました。

 後は敵役が、黒いスパイダーマンのような風貌。この後の時代がスパイダーマン登場なので、そこらへんの時系列がモヤモヤしました。

 宣伝には「本格ミステリー・サスペンス」と謳われていますが、特にミステリーはなかったなあ…。敵も敵の目的もはっきりしてんじゃん。と、宣伝の仕方にはツッコみたいですねぇ。

 さて、これはソニー系マーベル映画。ディズニー系マーベル映画MCUとは一線を画します。MCUの方は、カーンの役者がお捕まりのようで、どう軌道修正するのか。頑張って欲しいです。

★★★☆☆


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