THE MARVELS (2023公開)

【監督】
ニア・ダコスタ
【出演】
ブリー・ラーソン、テヨナ・パリス、イマン・ヴェラーニ、サミュエル・L・ジャクソン、ゾウイ・アシュトン、パク・ソジュン
【物語】
クリー人のダー・ベン最高司令官(ゾウイ)は、ある惑星にいた。そこで念願のバングル“量子バンド”を見付けた。「これで!」と喜ぶも、1対のバングルは片方しか見つからなかった。
部下たちは、「もう一つを見付けましょう」と、司令官をなだめるが、「どこにある。それは!」と激高し、ダー・ベンは、そのバングルで行動を起こした。
その波動を探知したのは、宇宙ステーション“SABER”にいたニック・フューリー(サミュエル)。嫌な予感に、ニックはキャロル=キャプテン・マーベル(ブリー)に調査を要請した。
キャロルが向かった惑星には、宙にジャンプポイント(宇宙間を越える穴)があった。キャロルは、そこに近付き、触れようとした。
同じ頃、SABERで働くエージェントのモニカ(テヨナ)は、船外活動をしていた。仲間が手に負えない作業を、身に付けたスーパーパワーで対処しようとした。
さらに同じ頃、地球の学生カマラ=ミズマーベル(イマン)も、自分の部屋で曾祖母から受け継いだバングルを手首に巻いて、能力を発動させようとした。
その瞬間、キャロルは地球の部屋に、モニカは見知らぬ惑星に、カマラはSABERの中にいるニックを見付けた。一体、何が起きた!?
【かえる先生のコメント】
久しぶりのMCU。今回はキャプテン・マーベルのストーリー。これにディズニープラスでしか見られないミズマーベルと、第1作でチビ隊長と呼ばれていたモニカ・ランボー。3人がトリオで活躍するお話となっております。
私は「ミズ・マーベル」「シークレット・インベージョン」を見てあったので、カマラ一家やスクラル人の事情など細部も分かりましたが、残念ながら「ワンダ・ヴィジョン」が未見なので、モニカ周辺の話が分かりませんでした。
ということで、映画だけの方には、どうなんでしょう?
ストーリーの軸となるのは、やはりクリー人とスクラル人の争い。第1作でクリー人の神に当たる人工知能を破壊すると誓っていたキャプテン・マーベルは、とっくに破壊していたようであります。それが元で、2つの民族の争いがさらにゴタゴタとした感じ。う~ん、それでマーベルは、地球に帰還できなかったんですね。
全体的にコメディチック。互いが入れ替わるドタバタ。緊張感のないカマラ一家。ある惑星の文化。そしてにゃんこ。
深く考えると、地球のある地域の争いのような難問というシリアスな話。そこにコメディ色を織り交ぜてくる、若き女性監督の腕前はいかに?
MCUの次なる展開は、キャプテンアメリカ(ファルコン)なのかな?
★★★☆☆
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