マキシーン

MAXXXINE (2025公開)

【監督】
 タイ・ウェスト
【出演】
 ミア・ゴス、ケヴィン・ベーコン、エリザベス・デビッキ、ジャンカルロ・エスポジート、モーゼス・サムニー、リリー・コリンズ、ミシェル・モナハン、サイモン・プラスト

【物語】
 80年代、セクシー女優として活躍中のマキシーン(ミア)は、人気ホラー映画の続編オーディションにチャレンジ。見事に、その座を掴んだ。

 その頃ハリウッドでは、“ナイトストーカー”と名付けられた連続殺人鬼のニュースでもちきりだった。セクシー女優仲間も恐がり、ハリウッドサイン近くで開かれるパーティーに一緒に行こうとマキシーンを誘ったが、マキシーンは新しい仕事に集中したくて断った。

 1人帰路に就くと、後をつけてくる人影に気付いた。危うく襲われるところだったが撃退。家に戻り熟睡した。するとノックの音が!その相手は去って行ったが置き手紙があった。それを見たマキシーンは顔をしかめる。

 あの農場で起きた惨劇を知っている奴がいる!こんなスキャンダルが知られれば、せっかく掴んだ夢が消えてしまう!

【かえる先生のコメント】
 時系列だと「パール」「X」そして「マキシーン」と、3部作が完結しました。3部作とは言っても、取りあえず「X」だけ見とけばOK。というか、見とかないと何で脅迫されてるのかが分かりません。 

 この3部作は女優ミア・ゴスによるミア・ゴスのための映画。下品でイカれた女をやらせれば天下一品です。そのミアが、本当にこんな過程でメジャーデューしたのかと勘違いしそうです。
 シリーズの評判が良かったのか、今作はケヴィン・ベーコンをはじめ、名だたる俳優たちが共演しました。私はケヴィンが好きなので「仕事選びなはれ」と思いましたよ(^◇^;)

 今作は、1作目の生き残りスリラー、2作目のサイコパス誕生とは趣が違いました。
 冒頭に「ショービジネスの世界では、“怪物”と呼ばれてこそスター」という台詞がありました。マキシーンがセクシー女優から銀幕スターへと進化するために、怪物になるっていうことですかね。
 そういうマキシーンの成長物語のような感じでした。

 スプラッターホラーを想定していたら謎解きサスペンスだったみたいな。「サブスタンス」がサスペンスだと想定していたらやりすぎスプラッターホラーだったのと、ちょうど逆の印象です。

★★★☆☆

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