マーシー AI裁判

MERCY (2026公開)

【監督】
 ティムール・ベクマンベトフ
【出演】
 クリス・プラット、レベッカ・ファーガソン、カーリー・レイス、カイリー・ロジャース、クリス・サリヴァン

【物語】
 近未来。経済悪化のため、貧困層の暴動や凶悪犯罪が増加し、刑務所は溢れる始末。そこで、AIにより迅速に裁判を終わらせる法案が議会を通った。
 AI裁判官が容疑者の有罪率を弾き出し、90分以内にその有罪率が規定値を下回らなければ刑が確定される。容疑者は、捜査データを閲覧することができ、自ら無罪の証明をすることができる、という仕組みだ。

 その第1号容疑者を逮捕したことで有名になったレイヴン刑事が逮捕された。罪状は、妻の殺害。拘束された椅子で目を覚ましたレイヴンは、罪状を聞き無罪を訴える。しかしAI判事マドックス(レベッカ)は、次々と証拠映像をレイヴンに突きつける。

 「俺は酒を飲んでない」→“バーで暴れている映像”。「その時間は署に出勤した」→“家に戻って玄関で妻に怒鳴っている映像”。そして、妻とのLINEによる不仲の証明。シャツについた血痕が妻のDNAと一致。レイヴンに不利な証拠ばかり積み上げられるのであった。

 「それでも俺はやってない!」レイヴンは、90分以内に無実の証明が出来るのか?それとも妻殺しは本当に彼なのか?

【かえる先生のコメント】
 あり得そうな未来。AIが検察、裁判を行うという物語です。
 容疑者となった刑事とAI判事との知恵比べが続きますが、容疑者も反証に必要なデータを集められるし、関係者に電話して話を聞けるところが話を面白くしています。

 主役はクリス・プラット。ほとんど椅子に拘束された状態の演技。「サーチ」×「マイノリティ・リポート」と広告されている通りです。AI役のレベッカも、モニター越しに喋るだけ、上半身のみの演技で、どちらも演技派じゃないと務まらない。で、飽きなかったので、素晴らしいってことですよ(^○^)

 この未来は、全ての監視カメラ、携帯の中の情報が筒抜けです。まあ、人権の関係で出来ないでしょうけれど、できたらかなりの犯罪は解明できそうです。AIは、そういう状況の積み重ねで犯人を特定している感じですね。

 後、多分、情状酌量とかなさそうです(^_^; 容疑者の行為だけで有罪率を決めていますね。幼い頃不遇だったから数%引くとか、全て数値化するのは無理筋ですもんね。

 それでも、痴漢の冤罪を晴らしたり、いじめの認定をしたり、鹿が蹴られてるか確かめたり、過去に卒業に値するほど出席してたか調べたり、いろいろできそうな未来でした(^^)

★★★☆☆

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