チョコレート

 
MONSTER’S BALL (2002公開)

【監督】
 マーク・フォスター
【出演】
 ハル・ベリー、ビリー・ボブ・ソーントン、ヒース・レジャー、ピーター・ボイル、ショーン・コムズ

【物語】
 ハンク(ビリー)は刑務所の看守。黒人嫌いの父から、偏見と仕事の両方を受け継いだ男。
 その一人息子ソニー(ヒース)も看守となった。しかし、近所の黒人と親しく付き合っていた。

 レティシア(ハル)は、死刑囚の夫を持つ女。服役している11年間、一人で息子を育ててきた。
 その息子は寂しさからの過食症。チョコレートバーを好み、肥満児となっていた。

 レティシアの夫の死刑執行日。ソニーは、自分の任務も満足にできない。ハンクは厳しく叱責した。翌日、ソニーは父の目の前で命を絶つ。息子の最後の言葉は、
「俺はあんたを愛していた」

 死刑執行の後、激しい雨の日。レティシアの目の前で、息子はひき逃げされ死んでしまう。

 深い喪失感を抱えたハンクとレティシアは、その日出会った。 
 

【かえる先生のコメント】
 第74回アカデミー賞、主演女優賞受賞作品。R-18指定の演技です。

 アメリカ最南部の話。黒人蔑視が根強く残る背景というのを押さえて観るのがいいでしょう。テーマは“喪失感”ということになるのでしょうか。

 原題の意味がよく分かりません。パンフによると“怪物たちの死の宴”
 邦題は、ハル・ベリーの肌の色、息子が好きだったお菓子、ハンクがカフェで頼むもの。こちらの方がしっくりします。
 また日を改めて「原題と邦題」について語りたいと思います。 

★★★☆☆

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