ノーカントリー

NO COUNTRY FOR OLD MEN (2008公開)

【監督】
 ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
【出演】
 トミー・リー・ジョーンズ、ハビエル・バルデム、ジョシュ・ブローリン、ウディ・ハレルソン、ケリー・マクドナルド、ギャレット・ディラハント

【物語】
 メキシコ近くの、テキサス州西部。

 モス(ジョシュ)は、荒野で殺人現場に遭遇した。麻薬の取引から争いに発展した様子だ。モスは、200万ドル入ったトランクを横取りしたが、戻ってきたギャングに見つかってしまった。
 その場は逃れたものの、逃亡の旅に出ざるを得ない状況となった。

 ギャング団は、シガー(ハビエル)という殺し屋に追跡を依頼した。トランクには発信器がついており、モスの潜伏していたモーテルはすぐにつきとめられてしまった。

 一方、保安官のベル(トミー)は、シガーを逮捕することに全力を挙げていた。

 それぞれのターゲット。果たして結末は…

【かえる先生のコメント】
 アントン・シガーという印象に残る悪役を誕生させた映画です。
 演じたハビエルは、アカデミー助演男優賞を受賞しました。妙な髪型、表情のない不気味さ、そして見たことがない殺し方と、なかなか強烈な印象を残しました。

 題名から推測すると、「年寄りには、もうこの国訳分からん」ってことでいいでしょうか?理解できない犯罪の多発に心がくじけるジョーンズ。日本も時々“ノーカントリー…”って思いたくなる事件が起きます。そんなところが、この映画のテーマなのだろうなと思いました。

 “宇宙人ジョーンズ”(某缶コーヒーのCM)の印象が強くなってしまったため、真面目な役なのに「メン・イン・ブラック」のような演技に見えてきたらどうしようと、ハラハラします。


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